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通算3日目となる山陰本線の旅、ついに島根県のほぼ西端である益田駅にまでやってきました。
そしてここ益田駅から終点の幡生駅までが最後の未乗区間となっており、全線踏破に向けてここからが正念場でございます。
48本目 山陰本線 1571D 長門市行き 益田(13:11)⇒長門市(15:02)
未乗区間最初の車両は、リベンジ編でお初となるヨンマルが充当されていました。
ただ座席回りがボロく腰回りがベコベコで乗り心地はイマイチでした (^_^;)
まあこれも国鉄型の「味」でしょうか。
列車は定刻に益田駅を発車、乗車率は各ボックスが埋まるくらいでした。
益田以西も日本海に沿って風光明媚な車窓が続くため、抜かりなく海側の席を確保いたしました。
そんなわけで、益田駅のコンビニでこちらを調達。
いわゆる「呑み鉄」ってやつですな(笑)。
真っ昼間から遠慮なく酒が飲めるなんて、やはり乗り鉄は素晴らしい (^o^)
ハイボールをちびちび飲みながら、しばし車窓を堪能します。
海岸の絶景一辺倒ではなく、石見地方らしい石州瓦が残る民家を見たり、たまに山間部に入ったり変化に富んでいて、なかなか楽しい区間ですね。
益田以西は特急が走らないこともあって、山陰本線の中でもローカル線色がかなり濃い区間となっています。
特急が走らないからか枕木は木製、ところどころ必殺25km/h徐行が発動したり、枝を車体に擦りながら走る箇所もあったりと「偉大なるローカル線」らしさを感じられました。
そんな今回の益田~長門市区間で最も楽しみにしていたスポットがこちら。
この橋梁は山陰本線でも有数の撮影スポットで、私もこの旅の1年前に当たる2021年4月に訪れており、今回は列車で渡ろうという魂胆であります。
そして列車は惣郷川橋梁へ差し掛かりました。
もちろん車内から橋梁の全景を見ることはできませんが、海面より結構高いところを走ることもあって、なかなかの絶景でありました。
おそらく惣郷川橋梁へ行っていたであろう、ごっついカメラを抱えた撮り鉄さんが1人乗車してきました。
益田から約1時間、久々に大きな市街地が見えてくると東萩駅に到着。
結構乗降があり、なかなか賑わっていました。
なかなか洒落た木造駅舎が見えましたが、見て回るような停車時間は無くそのまま通過したのは残念でした・・・。
萩を過ぎると、車窓には再び絶景が広がります。
この日は晴天に恵まれて、車窓がとても美しかったですね。
そんな感じで車窓を眺めていると飯井駅に到着。
待合室の看板を見ると飯井駅はアルファベット表記で世界最短の駅名という文字が見えました。
この手の有名どころでは三重県の津駅がギネスブックに認定されていますが、あちらはアルファベットだと「Tsu」になってしまうので、違う視点でのアピールといったところでしょうか。
しんな飯井駅の周りはこんな感じ。
小さな入り江の奥にある長閑な小集落といった趣ですね。
夏空に青い海と赤い石州瓦が映えて好いですなぁ~。
続いて長門三隅駅で、この区間で唯一だった列車交換をしました。
対向列車はヨンナナでした。
そして再び海に面した市街地が見えてくると、終点の長門市駅に到着です。
48本目 山陰本線 益田⇒長門市
乗車時間:1時間51分
移動距離:85.1km