川崎鶴見鉄道録

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JR最急勾配で213系を撮る 紅葉の木曽・伊那 撮り鉄遠征②

前の記事はこちら。

 

中央西線奈良井宿俯瞰でロクヨン重連タンカーを撮った後は、木曽山脈を越えて東側にある「伊那谷」に移動します。

そしてこの伊那谷を南北に貫くのが飯田線なわけですが、午後からは飯田線で213系を撮影したいと思います。

 

てことで最初にやってきたのはこちらの踏切。

ここは赤木駅沢渡駅間にある藤沢川北踏切なのですが、この踏切には大きな特徴があるのです。

 

踏切の辰野方には急勾配があり、勾配標には「40」の記載があります。

実は藤沢川北踏切に隣接する40パーミル勾配は、JR全線でもっとも急な勾配なのであります。

かつては「横軽」に66.7パーミル勾配があったものの、廃止後は飯田線のこの40パーミルがトップに君臨しているのですが、補機運用があって急勾配のイメージがあるセノハチ板谷峠などよりも飯田線のほうがキツいというは意外ですね。

 

そしてもう一つ意外なのは、この勾配は峠など山岳地帯では無く市街地にあるということですね。

伊那谷内の飯田線天竜川にそって敷設されていますが、天竜川といえば河岸段丘で有名な河川であります。

そのため伊那谷河岸段丘のほか断層によって段状の土地になっているのですが。ここはそれに加えて踏切の名にもなっている藤沢川の堤防越えが重なったことで、市街地にもかかわらずJR最急角度となる40パーミルもの勾配が生まれたのです。

 

今回はそんな40パーミル勾配で213系を撮ります。

駒ケ根方から213系が下ってきました。

1枚目をよく見ると分かるのですがこの踏切、駒ケ根方も33.3パーミルというなかなかの急勾配なのです。

ただ飯田線はこんな急勾配ばかりなようですね。

 

列車が踏切を通過し終えて、遮断機が上がったところをケツ打ちするのが今回のメインです。


223M

理想は正面打ちなものの、この距離だと踏切が作動してしまうので、ケツ打ちで狙うほかありません。

ですが所望していた画が撮れたので満足でありました。

 

ここでの撮影はこれにて終了。

このあとはちょっと南下して、引き続き飯田線の213系を狙います。