川崎鶴見鉄道録

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北条鉄道のヨンマルを撮る その1 2023冬 播磨遠征③

前の記事はこちら。

加古川線での103系撮影を終えて、次なる路線へと移動します。

 

今回訪れたのは、加古川線粟生駅から北条町駅を結ぶ北条鉄道です。

北条鉄道は、旧国鉄北条線から転換された第三セクター鉄道で、路線長はわずか13.7kmの所謂盲腸線でございます。

 

そんな縁も所縁も無い北条鉄道ですが、なぜ今回訪れたのかというと、こちらの車両を撮影するため。

もともと北条鉄道では「フラワ2000形」というNDCシリーズの気動車が3両運用されていましたが、2022年3月よりJR東日本より譲渡されたキハ40形が仲間入りしました。

なんでも途中駅に交換設備を新設し、列車本数を増発可能となったことに対応するため車両増備を検討したところ、新造より低コストかつ客寄せも兼ねてJR東日本からヨンマルを導入することにしたそうな。

ヨンマルスキーなワタクシ、北条鉄道の策略にまんまと釣られまして、初めて北条鉄道へとやってきたわけであります(笑)。

 

てことでヨンマルを撮影すべく、まずは播磨横田駅近くの田んぼへ。

どうやって撮ろうか迷っていると、いつの間にかヨンマルが接近してきたので、慌ててスマホカメラでパチリと。

田んぼのあぜ道で、ヨンマルのお尻を舐め回すようにカメラを構えている紳士こそ、同行いただいたなんばポヤシ氏でございます。

この連載は遠征から1年以上経過しており、当時の振り返りも兼ねて先に更新されていた氏のブログを覗いたところ、加古川線撮影記事でワタクシの肖像権を侵害し無断掲載しやがっていたので、その報復も兼ねておりますよ。

 

ちょっと場所を移動して、本命の正面打ちを狙います。

北条鉄道に譲渡されたのは、五能線で運用されていた「キハ40 535」で、塗装も五能線時代のまま運用されています。

キハ40 535は、五能線時代にも撮影しておりました。


2019年9月撮影

JR東日本で運用されていたヨンマルといえば、関東では小湊鉄道へ譲渡され現在も活躍していますが、まさか関西の地で再会することになるとは。

これもヨンマルの汎用性と頑丈さの賜物でしょうかね。

 

もう1本撮影するため、ちょっと南下して長駅付近へ移動。

ヨンマルの前にフラワ2000形充当の列車を狙います。

毎年12月恒例らしい「サンタ列車」のヘッドマークと方向幕を掲出していました。

 

続いて本命のヨンマルですが、周辺をロケハンすると興味深いものを発見。

「大歳神社」という、小さなお社が線路際に建っていました。

 

裏手から覗くと、良い感じに冬の柔らかい日差しがお社内に差し込んでおり、線路も見渡すことができました。

 

この雰囲気が気に入ったので、この構図でヨンマルを迎えることに。

お社と鉄道を絡めた作品は定番ですが、なんかいいですよね。

 

このあとさらに移動し、引き続き北条鉄道のヨンマルを狙います。