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時間調整がてらのキハ200形の日常撮影を終えて、いよいよメインである「天北」のヘッドマークを掲出したヨンマル撮影へと移ります。
今回のヘッドマーク掲出は、小湊鉄道で観光客向けに運行されている「観光急行」という列車に期間限定でヘッドマークが掲出される企画となっています。
もともと小湊鉄道には「房総里山トロッコ」という観光列車がありますが、現在機関車の故障により運休中で、代わりに運転されているのがキハ40形の観光急行です。
そのため掲出列車のダイヤもあらかじめ決まっており、五井⇒上総中野⇒上総牛久⇒上総中野⇒五井と、変則的に合計2往復する運用となっています。
というわけで今回は、往路1本目となる五井⇒上総中野の急行1号を狙います。
まずは車庫がある五井駅から出たところを撮影するため、上総村上~海士有木のカーブポイントへ。
キハ200形の普通列車で練習します。
9A
この構図では分かりませんが、2両編成でした。
そして遠くから第4種踏切対策のタイフォンを鳴らしながら、本命のヨンマルが登場。
まずは望遠で挨拶カットを。
見るからにヘロヘロな軌道がそそりますねぇ~。
ググっと引き付けてもう一丁!
急行1号
晴れたり曇ったりと忙しない天気でしたが、通過時は晴れてくれまして、ヘッドマーク主体の面縦カットをいただけました。
この列車の種別は一応急行ではありますが、小湊鉄道は全線単線かつ観光列車ということもあり、休憩がてら何度か小停車を挟みつつ走るので、車であれば追っかけ撮影も可能です。
1号もこのあと上総牛久駅で20分ほど停車するので、その隙に追い抜いて上総川間駅横の田んぼへと先回りします。
5分ほど先着して、まずは駅停車中の姿をパチリ。
駅にも数名の鉄がいるようですね。
駅を発車したところもパチリ。
最初の面縦構図では分かりにくかったですが、この日はキハ40 5+キハ40 3のタラコ重連での運転となりました。
小湊鉄道のキハ40形には、譲渡元となったJR東日本時代の男鹿線色や、小湊鉄道オリジナル色を纏う車両もいますが、北海道で実在した国鉄時代の列車のヘッドマーク掲出となると、やはりタラコ色が似合いますね。
さらにこのあと上総鶴舞駅と里見駅でもそれぞれ10分停車するので、上総大久保駅脇のポイントへと先回りします。
上総大久保駅にはジブリ映画「となりのトトロ」の絵が描かれており、駅横の林にはブランコも設置されていました。
そんなトトロの森を思わせるような緑のトンネルを抜けて、1本目の〆カット。
緑の森にタラコ色が映えて好いですね。
といった感じで、往路1本目の撮影はこれにて終了です。
小湊鉄道沿線は初訪問でしたが、交通量がそんなに多くないのと、停車時分に割と余裕があるので、無理なく追いかけることができました。
このあとは復路1本目の撮影へと移ります。