川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

「第24回 鉄道フェスティバル」に行ってきた。 その1

10月7・8日、日比谷公園にてこの時期恒例の「鉄道フェスティバル」が開催されました。

私も2日目に参加してきたので、その様子をレポートをしたいと思います。

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まずはイベントの概要から。

当イベントは、10月14日の鉄道の日に合わせ、毎年10月第1週または2週目の土日に日比谷公園にて開催されます。

内容は全国の鉄道事業者及び協賛企業が物販・PRブースを設置し、物品販売や製品紹介を行っています。

その他、公園に隣接するステージでは、キャラクターショーや抽選会なども開催されます。

 

会場の様子はこんな感じ。

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公園の広場にテントを張り、そこに各事業者のブースが入居しています。

JR系や一部民鉄は1事業者に付き1つくらいのテントなのですが、ほとんどの民鉄や3セク系は1つのテントに3~4つくらいの事業者がぎっしり並んでいます。

 

販売品としては、各社ともグッズ類がメインとなりますが、鉄道コレクション、記念・使用済み乗車券、鉄道部品など、マニアが喜ぶ品々も販売されます。

この点は、先週のYOKOHAMAトレインフェスティバルと同じですが、横浜は関東の事業者中心なのに比べ、こちらは日本全国の事業者が出店します。

そのため、普段赴くことのない地方私鉄の商品が東京で買えるとあって、来場客数はケタ違いに多いです。

 

で、私はというとグッズよりも鉄道部品が目当てなのですが、前日の1日目は雨が降っていたので来ませんでした。

こういった物販イベントは1日目が勝負なので、1日目を放棄した時点ですでに出遅れているわけですが、横浜と同様に自分が欲しいものはあまりないだろうという見立てがあったので、部品を中心に各ブースをさらっと見て回ることにします。

 

まずは民鉄ブースから回ります。

最初は入り口付近にあった京阪から。

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こちらの目玉は

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今年8月20日から走り始めたプレミアムカーの座席体験コーナーです。

しかもカメラを渡せば係りの人が写真を撮ってくれるという無駄に手厚いサービス付き。

 

続いて物販コーナー。

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京阪名物の副標販売が行われていました。

そのほか、13000系の鉄道コレクション目当てに長蛇の列ができていました。

 

次は京福電気鉄道

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部品の品ぞろえは豊富でしたが、なかなかのお値段。

買う気にはならないのでスルーです。

 

続いて伊豆箱根鉄道

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ピントがずれちゃってますが・・・備品や使用済みの切符などを扱ってました。

 

続いて東京メトロ

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つり革や非常用ボタンなど。

品揃えがしょぼいのは、めぼしいものは前日に売り切ったからか?

 

続いて京成電鉄

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先週の横浜とほぼ同じ品ぞろえですね。

 

最後は湘南モノレール

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運転台周辺の小物も扱っていました。

 

民鉄ブースで私が購入したのはこちら。

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京王電鉄ブースで扱っていた緑色のつり革です。

このつり革は、京王電鉄で分割併合運用を行っていた時に使用されていたもので、分割併合運用の廃止に伴い取り外されました。

ちなみに1本2千円とかなり足元を見た金額設定ですが、それでも買ってしまうのがオタクの性か・・・。

 

民鉄ブースを一通り見たのでJR系に移動しますが、途中で見つけたのが

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鉄道コレクション専用の販売ブース。

鉄道フェスティバルでは各事業者ブースでも限定バージョンを扱っていたり、鉄道コレクションの販売会としての性格が年々増している気がします。

 

それを体現するかのように

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えらい長さの待機列が出来上がっていました。

ちなみに、列の最後尾はこの写真に写っていません。

 

長くなったので、その2へ続きます。

 

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TOMIX クロネココンテナ付き コキ106を買ってみた

EF65 2000番台に続き、鉄道模型購入レビュー第2弾です。

今回の商品はこちら。

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TOMIX 品番:8723 JR貨車 コキ106形(後期型・ヤマト運輸コンテナ付)

 

実車の写真がこちら。

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コンテナはヤマト運輸のUV51Aネコロジー塗装、コキ106は601番以降の車両(TOMIXでは後期型と表現)がベースです。

ちなみに細かいことを言うとネコロジーコンテナも2種類あり、ネコロジーのロゴが小さい最新バージョンがベースとなっています。

※大きいバージョンは見やすい画像が無かったので、各自検索してください。

 

この商品が注目された理由はヤマト運輸のコンテナの完成品が初製品化されたことのようで。

ごく最近まで10年ほど鉄道模型から離れていましたが、今までされていなかったことが驚きです。

ぶっちゃけ、コキスパイラル上級者の方にとっては、コンテナが本体でコキはオマケくらいな気持ちなのでは。

 

私はというと

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とりあえず5個買いました。

コキを増やすという観点で考えればもっと買っても良かったのですが、部品即売会シーズンを控え出費を抑えたかったのと、私としては「ネコロジー」よりも「宅急便」と書かれたコンテナのほうが好きなので、この個数に留めました。

 

早速開封です。

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写真では緑色が白っぽく写っていますが、実物はこれよりも濃いです。

しかしながら、本物よりは若干薄いかなという印象です。

 

番号はというと

 コキ106:コキ106-1080

 コンテナ:UV51A-35149・UV51A-35157

となっています。

 

お次は肝心の印刷部を拡大してみます。

ロゴが良く見えるように、一眼レフ+単焦点マクロレンズ+三脚固定+ミラーアップでISO100・F16まで絞った条件で撮影しています。

 

まずはメインの猫とネコロジーから。

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思いっきり拡大しているので、印刷の粒?まで見えちゃってますが、肉眼ではほとんどわからないレベル。

かなりきれいに印刷されていると思います。

 

続いてハローマーク。

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ハローマーク横の寸法表記と、下部の重量表記は文字が潰れています。

まあ1/150スケールでは文字高がかなり小さくなってしまうので、ここはしょうがないかと。

 

最後は側面。

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扉の開放レバーの色の塗り分け、その下部にあるシール文字表記、扉上部の番号表記は省略されています。

実物同様「つなげば解らん」範囲なので、まあいいでしょう。

(よく見ると、上記写真のコンテナが今回製品化された番号。真の意味で実物の写真です。)

 

続いてコキを見てみます。

まずはコンテナを外した状態から。

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実車の写真が無いので何とも言えませんが、雰囲気は出ているのではないでしょうか。

 

続いて台車部分。

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バネまでしっかり再現されていています。

 

デッキ部分。

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なんか穴が開いていますが、説明書が無いのでわかりません。

反射板でもつけるためでしょうか。

 

製品のベースとなった後期型の特徴である「手ブレーキ緊解表示装置」の表現。

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装置自体は良く再現されていると思いますが

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その横にある文字表記は省略されています。

まあ、この文字サイズは再現不可能でしょうか。

 

せっかくなので、同時購入したEF65をつなげてみます。

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やはり機関車も単機より荷を牽いていたほうが絵になります。

しかしながら、こういった大型コンテナはPFよりEF66EF200EF210といった機関車のほうが似合いますね。

機関車のほうも増備を進めたいと思います。

 

ついでに、KATOのコキ104にも載せてみました。

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問題なく載りました。

最近まで機関車が無かったため走らせることもないやと、パーツを付けることすらさぼっていたので、コキのほうも整備を進めないと・・・。

 

今回コキ106を5両買ったので、コキ100系はKATO・TOMIX合わせて10両となりました。

当面は、1300t列車1編成の再現に必要な26両を目指してコキの増備も進めたいと考えています。

 

というわけで、なかなか満足いく製品だったかなと。

次は「宅急便」仕様のコンテナ発売を期待したいと思います。 

※後年発売された「宅急便」仕様のレビューはこちら。

 

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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑪ 濃霧の東北本線を南下する

前の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑩ 満員列車で大船渡線を行く

 

一ノ関駅からは、東北本線を南下します。

22本目 東北本線 538M 小牛田行き 一ノ関(15:48)⇒小牛田(16:36)

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車両は701系4両編成です。

 

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「こごた」と読みます。

難読駅名として紹介されることも多いです。

 

列車は定刻に一ノ関駅を発車。

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雨は降っていませんが、相変わらずの曇り空。

この日は、一瞬たりとも青空は見えませんでした。

 

岩手県最後の駅 油島に到着。

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古いタイプの駅名標が残っていました。

かなりお疲れの様子ですが、いったいどれだけの時間ここに立ち、どれだけの旅人に自分の名を知らせてきたのでしょうか。

 

宮城県に入ると、濃い霧が出てきました。

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気象情報を調べると、宮城県内に濃霧注意報が発令されていました。

列車は減速などもせず通常通り動いていますが、影響が出ないことを祈るのみ。

 

ちなみに、この付近で「四季島」とすれ違いました。

完全に不意を突かれたので撮影できず・・・。

しかしこの天気では、せっかく抽選を潜り抜けて大型連休の期間に乗ることができた乗客もかわいそうですね。

 

列車は終点の小牛田駅に到着。

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16時半を過ぎましたが、まだまだ本日の旅は続きます。

 

22本目 東北本線 538M 一ノ関⇒小牛田
乗車時間:48分
移動距離:50.1km

 

次の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑫ 石巻線を完乗する

 

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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑩ 満員列車で大船渡線を行く

前の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑨ 気仙沼駅で「odeca」を買ってみた。

 

気仙沼駅からは大船渡線で一ノ関へ向かいます。

21本目 大船渡線 336D 一ノ関行き 気仙沼(14:21)⇒一ノ関(15:40)

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車両はキハ100系2両編成。

スカートにバーが付いていおり、なんだか物々しい顔つきです。

 

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大船渡線は線形が竜の形に見えることから「ドラゴンレール大船渡線」という愛称がついています。

 

で、この列車なのですが帰省ラッシュの影響か、始発の気仙沼駅から通路に立ち客が出るほどの激混みでした。

昼食を摂りに待合室を抜けたときから人が多いなと持っていたのですが、てっきりポケモントレインの乗客だと思っていたので、完全に油断し出遅れてしまいました。

それでも、ボックス席通路側をなんとか確保し、気仙沼駅を出発。

 

車窓には単調な風景が続きます。

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千厩という駅に到着。

先ほどまで上がっていた雨ですが、再び降り出してきました。

 

沿線随一の観光地の猊鼻渓に到着。

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猊鼻渓には、中学校の修学旅行で訪れたことがあります。

そのときは川下りをしましたが、この天気では川下りをする気にはならないですね。

 

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岩ノ下駅は小さな無人駅ですが、先ほど気仙沼駅で見かけたロケーションシステムの表示器が付いていました。

便利ではありますが、バスのように渋滞に巻き込まれることがあるわけでもなく、定時性がそれなりに確保されている鉄道にロケーションシステムを付ける必要があるのか疑問です・・・。

 

列車は終点の一ノ関駅に到着。

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大船渡線は未乗区間であったのですが、寝こそはしなかったものの特に盛り上がりもなく旅が終了しました。

 

21本目 大船渡線 336D 気仙沼⇒一ノ関
乗車時間:1時間19分
移動距離:62.0km

 

次の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑪ 濃霧の東北本線を南下する

 

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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑨ 気仙沼駅で「odeca」を買ってみた。

前の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑧ BRT気仙沼線で被災地を行く その2

 

次の列車まで時間まで、気仙沼駅を散策します。

まずはホームから。

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BRTのホームは、鉄路時代の1・2番線のものを流用しています。

車道部分は路盤をかさ上げし、駅舎との横断歩道部分だけホームを若干落とし込むことで、対面のホームまで平面移動ができるようになっています。

 

大船渡線の一ノ関方面は鉄路として残っています。

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旧2番線の半分ほどをBRT用に転用したため、切欠きとなった部分に3番線を付与して運用しているようです。

 

本吉行きの気仙沼線BRTが発車。

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一旦信号機の手前で停止し

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「出発信号機」が青に変わり発車

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信号機を通過すると赤に変わります。

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信号システムは鉄道と変わらないようです。

 

BRTを見送り、駅舎の中へ入ります。

発車標をパチリ。

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種別が普通とか快速ではなく「BRT」なのが面白いです。

 

発車標の横にはこんなものが。

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BRT気仙沼線大船渡線、そして鉄路の大船渡線のロケーションシステムによる位置案内表示サービスがありました。

これはなかなか便利そうですね。

 

そして、窓口である物を購入しました。

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実はBRTの車内広告でodecaなるICカードを見つけていたのでした。

BRTではSuicaなど交通系ICも相互利用できるのですが、BRT独自のICカードが導入されているようです。

ちなみに私は、この広告を見つけるまでodecaというICカードの存在すら知りませんでした。

 

いい年したおっさんなのですが、絵柄に魅かれてついつい購入。

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リスをモチーフにしたキャラクターが描かれています。

名前はおっぽくんというそうです。

 

で、このカードのパンフを見ると、衝撃の事実が判明。

BRT内でSuicaが使えたのでodecaもSuicaエリアで使えると思っていたら、なんとSuica⇒odecaの片利用のみの扱いでした・・・。

しかもodecaは電子マネー機能が無いのでBRTの運賃精算以外の使い道がありません。

odecaでできることはすべてSuicaで代用できるので、odecaは完全にSuicaの下位互換ということになります。

 

じゃあ最初からSuicaをBRTに導入すればよかったんじゃないの?

と思うのは私だけでしょうか・・・。

BRTなんて次はいつ乗るかわからないし、乗ったとしても今回のように乗り放題のパスを持っているでしょう。

使い道が全く見つからない不良債権状態のカードとなりました・・・。

 

そうこうしていると腹が減ってきたので、遅めの昼食を摂るため駅の外へ出ます。

まずは駅舎をパチリ。

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駅前で食堂の類を探したのですが、見つかりませんでした。

 

で、目についたのが駅前にあるこちらのホテル。

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どうやら中のレストランがランチ営業をしているようなので、そこに行ってみることに。

 

気仙沼と言えばフカヒレ。

ホテルのレストランですから、当然フカヒレの姿煮もちゃんとありました。

・・・が、私のお給料ではお昼からフカヒレなんて夢のまた夢。

 

ということで、こちらを発注。

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タコとマグロの2色丼です。

セルフでおかわり自由のコーヒー付き。

 

この辺りはタコが有名だそうで、「西の明石、東の志津川」と言われているんだとか。

確かに、なかなかのお味のタコでした。

 

次の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑩ 満員列車で大船渡線を行く

 

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