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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 6日目⑤ 「あまちゃん」の舞台 三陸鉄道北リアス線を行く その1
前の記事でも言及しましたが、ここ三陸鉄道北アリス線の沿線は、NHK朝の連続小説「あまちゃん」の舞台となった場所です。
今回は濃霧のためかなり視界が悪かったのですが、かろうじて何か所かは見ることができたのでご紹介します。
まず最初のロケ地はこちら。
ここは島越駅です。
ここでどんなシーンが撮られたかというと
・・・地震発生直後、橋本愛演じる足立ユイが瓦礫と化した街を見て呆然とするシーンでした。
のっけから暗いシーンで恐縮ですが、宮古側から辿るとこうなるのです・・・。
ドラマでは、本当の現地の被災した景色を使って撮影したそうです。
現在は駅前に慰霊碑が建立されているほか、被災前の駅舎に使われていた階段(写真左下)が震災遺構として残されています。
慰霊碑の向こう側では、防波堤のようなものを建設していました。
続いてはこちら。
田野畑駅です。
劇中では足立家の最寄り駅「北三陸鉄道 畑野駅」として使われており、実際の駅名からもじって命名されていたようです。
田野畑駅からは、団体さんがどっと乗車してきました。
参加者の方とお話をしたところ、首都圏から「びゅうプラザ」主催の1泊2日のツアーに参加しているんだとか。
先ほどまで田野畑駅の近くで遊覧船に乗って、この後は久慈駅から「東北エモーション」に乗車して八戸まで行き、そのまま新幹線で帰る行程だそうです。
続いてはこちら。
白井海岸~堀内駅間にある大沢橋梁。
「夏ばっぱ」が列車に向かって大漁旗を振っていたシーンが撮影された場所です。
ここでは停止寸前まで徐行してくれてアナウンスも入るので、見逃す心配はありません。
続いてはこちら。
堀内駅です。
ここは主人公である、能年玲奈演じる天野アキとその家族(天野家)の最寄駅「北三陸鉄道 袖が浜駅」として使われていました。
現在もホーム上には「袖が浜駅」の駅名標が立っています。
といった感じで「あまちゃん」のロケ地を4か所ご紹介しました。
車内からはここ以外は確認できませんでしたが、沿線にはまだまだロケ地が点在していますので、興味がある方は途中下車して訪れてみてください。
ロケ地探訪が終わったところで、普通の乗り鉄旅に戻ります。
陸中野田駅で団体列車と交換。
お座敷車両のようで、形式名は「36-Z1」。
事業用でもないのに、形式の子番号にアルファベットが充てられるのも珍しいのではないでしょうか。
そして終点の久慈駅に到着。
終始、濃霧に覆われて景色がほとんど見えなかったのが残念でなりませんでした。
次はよく晴れた日に再訪したいです。
40本目 三陸鉄道北リアス線 111D 宮古⇒久慈
乗車時間:1時間40分
移動距離:71.0km
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