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「京急発祥の地」大師線を散歩する旅、今回は旅のメインである川崎大師駅周辺を歩きます。
川崎大師駅は1899年に大師電気鉄道の「大師駅」として開業し、1925年に現在の名前に改称されました。
同時に開業した「六郷橋駅」はすでに廃止されているため、この川崎大師駅が京急で最も歴史のある駅となっています。
そんなわけで、南口駅舎横に「京急発祥の地碑」というモニュメントがあります。
碑文を見るとこの碑は創立70周年、すなわち今から50年前に建立されたとあります。
この碑自体も割と歴史のあるもののようです。
そして駅名の通り近くには川崎大師があり、駅前から表参道が伸びています。
というわけで、特に用は無いけど川崎大師まで散歩してみました。
「川崎大師」という名は通称であり、正式には「平間寺(へいけんじ)」といい平安時代の1128年に建立されました。
そんな歴史のあるお寺だけあって、川崎大師の初詣客は約300万人を超え、関東のみならず日本でも指折りの初詣スポットです。
そして京急の前身である大師電気鉄道は、この川崎大師への参拝客を輸送するために作られた路線であります。
久しぶりに参拝したついでに、おみくじを引いてみました。
全体運は「吉」という微妙な結果でしたが、旅行は「よろし」をいただきました。
私は年中旅をしているので、おみくじを引くと旅行運を気にするのですが「よろし」でひと安心です (^o^)
山門の前には、仲見世通りが続いています。
楽しげなお店が所狭しと続いております。
ちなみに私の故郷である北海道には、川崎大師の様な歴史ある神社やお寺というものが存在しない故、このような仲見世の光景というのも馴染みがありません。
半ば「移民国家」に近い文化的素性を持つ北海道と、その地で綿々と歴史を成熟させてきた本州との文化的な違いというのは、実はこういった日常の風景の中にこそ多く存在しているような気がしますね。
そして川崎大師といえば「久寿餅」というお菓子が有名です。
仲見世通りでも複数のお店で久寿餅を扱っており、こんな感じで箱入りで販売しております。
しかしこれ、箱に入っている状態だと美味しそうに見えないんですよねぇ・・・。
ところが山門の前にあるこちらのお店ではカフェが併設されており、お皿で久寿餅を提供しておりました。
こうみると、なかなか美味しそうなビジュアルじゃないですか。
しかもこの日は、半額以下の一皿200円で提供されているという僥倖!!
今回は「さんぽ旅」ということもあり、川崎駅から2時間以上も歩き通しだったため、ここでちょっと一服しました。
これで200円というのは、かなりお得ですね。
ちなみにこちらのお店では、毎月20・21日は200円で食べられるそうです。
久々の川崎大師参拝でしたが、心もお腹も大満足でございました。
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