川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

リニューアルしたての新千歳空港駅を見物してみた

先日の年末年始休暇ですが、私は札幌市の実家に帰省しており、今回も昨シーズンと比べると控えめながらも、合間にちょこっと趣味活動を行ってきました。

今回より少しの間「北海道放浪の旅」の連載を一時中断し、年末年始の活動成果を書いていきたいと思います。

 

初回で取り上げるのは、北海道の玄関口新千歳空港駅です。

新千歳空港駅は、昨年春よりリニューアル工事が行われていました。

新千歳空港駅デンマーク国鉄と共同でデザインされており、デンマークデザイン」という愛称で親しまれていましたが、そのデザインを一新する大リニューアルが行われることになりました。

 

でもって、このリニューアル工事が2018年12月26日に完了。

そして偶然にも翌27日に帰省したため、まさにリニューアル直後の新千歳空港駅を訪れることができました。

そんなわけで今回は、リニューアル前の姿と比較しながら、新装オープンした新千歳空港駅の模様をお伝えしたいと思います。

 

 

まずは改札口の前にやってきました。

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まず最初に思ったのは「すごく明るい雰囲気になったな」ということでした。

リニューアル前はこんな感じ。

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リニューアル前は青を基調とした寒色系のデザインでしたが、リニューアル後は白を基調としたデザインになっています。
ベース色が変わったことで、印象がガラッと変わりましたね。

 

天井にはプロジェクタが仕込まれており、四季のアニメーションが動いていました。

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リニューアル前の様子。

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比較すると、構造的な部分は変わっていないようですね。

 

また発車標がフルカラーLED式に更新されたうえ、台数も1台増設されました。

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JR北海道では、フルカラーLED式の発車標はほとんど採用されていないので、ちょっと新鮮ですね。

 

続いて改札口前のエレベーターホール

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北海道地図とともに、観光情報を流すデジタルサイネージが付いています。

JR北海道のプレスリリースによると、ここは「記念撮影スポット」らしいのですが、ここで記念撮影をする意味が全く分かりません・・・。

 

リニューアル前はこんな感じ。

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リニューアル前はモニュメント?的なものが付いていました。

実用性は向上しましたが、若干無機質になった気がします。

 

またエレベーターホールの柱には、デジタルサイネージも設置されました。

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こちらはよくあるタイプのデジタルサイネージです。
北海道内だと、札幌駅地下のAPIAにあるやつと同じもののような気がします。

 

続いては改札口向かって右側のスペース。

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みどりの窓口」のほか外国人向け案内デスクなど、窓口施設が集約されています。

 

リニューアル前は待合室スペースでした。

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この夜の星空を模した天井が素敵だったんですがねぇ~。
天井の造り自体は変わっていないようですが、色が白くなったおかげで面影は全く残っていないですね。

 

また待合室に隣接してトイレがありましたが、入口が改札内に移設されましたため、改札外からトイレを利用することが出来なくなりました

まあ、トイレ自体はターミナルビル内にいくらでもあるので、そちらを利用すればいいだけなのですが。

 

続いて改札口向かって左側のスペース。

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待合室というほどではない程度のベンチと、喫煙室が設けられました。

 

ちなみにリニューアル前は「みどりの窓口」がありました。

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つまり、リニューアル前後で左右の機能が入れ替わっております。
ただし床面積は右側のほうが広いので、リニューアルに合わせて窓口機能を強化したといえますね。

リニューアルの名目として「インバウンド需要への対応」も挙げられておりましたが、新千歳空港駅の窓口は結構混んでいる印象があったので、広くなって改善されるとよいのですが。

 

また改札前通路の所々に、プロジェクタによるデジタルサイネージが新設されました。

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ただ、プロジェクタがモロ見えなのがちとダサいですね・・・。
もう少しうまく処理できなかったんでしょうか。

 

続いてラッチ内の様子を見物。

まずは改札口前のスペース。

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液晶ディスプレイ18面を使った、大型のデジタルサイネージが設置されましたが、開業直後とあって無難な?表示しか出ていませんでした。

こういった大型ディスプレイというのは、設置後の活用方法が肝になるので、どんな活用を考えているのか気になります。
少なくともこの程度のコンテンツだったら、固定サインで十分ですからね。

 

ちなみにリニューアル前はこんな感じ。

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エレベーターホールと同様に、モニュメント的なものが設置されていました。

 

最後はホームの様子。

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驚いたことにホームは全く手が入れられておらず、リニューアル前のデンマークデザインがそのまま残っていました。

発車標まで3色LED式のまま残置されており、改札内外で表示方式が違うというチグハグなシステムになっています。

 

 

とまあ、こんな感じでリニューアル後の新千歳空港駅をご紹介しました。

率直に申しますと「期待したほどではないかな」という印象ですかね。

 

リニューアルによって機能性が向上したのは評価しますが、普通の商業施設や公共スペースの範疇を越えていないというか、「北海道の玄関口」として大々的にリニューアルした割には物足りないという印象は否めません。

デザイン性では、唯一無二の個性を持っていた先代と比べたら、どこにでもある凡庸な内装になっちゃいましたしね。

わざわざこれほどの大リニューアルをしなくても、もっとうまく改修できたんじゃないの?と思いました。

 

ただ新千歳空港駅には、快速エアポートの増発や線形改良の噂も出ており、まだまだ変化が起こりそうな情勢です。

私は年に数回しか利用しませんが、今後も新千歳空港駅の動きを注視していきたいと思います。