前の記事はこちら。
先日の土曜日はお昼ごろに撮り鉄をしたのですが、そのあと夕方前には京浜島に出向いて、久々に飛行機撮影をしてきました。
京浜島での撮影は今年1月以来なのですが、実はその間に羽田空港の運用方法に大きな変化が起きました。
国土交通省ホームページより
従来南風運用時の着陸ルートは、千葉県側から東京湾北岸に沿って西へ進み、羽田空港付近で左旋回して北側からB・D滑走路に進入するルートとなっていました。
それが今年3月より時間帯を限定し、羽田空港の北西にあたる新宿・品川方面から直線的にA・C滑走路に進入するルートに改められることに。
これは東京オリンピックを見据え、離着陸ルートの交差を減らして発着間隔を縮めて、すでに限界に達していた羽田空港の国際線発着回数を増やすための措置であります。
このルート変更は、飛行機を撮影する側にとっても大きな変化をもたらすことになり、特に南風運用時は時間帯によって運用される滑走路が変わるため、必然的に撮影地もガラッと変わります。
今回は新ルート下での撮影地の下見も兼ねて、羽田空港の真正面に位置する京浜島でサクッと飛行機を撮影することにしました。
まずは京浜島つばさ公園の北側で、C滑走路に進入する飛行機を撮影。
JA08MC 7G42便 関空発
従来のルートでは、京浜島からは南方向から来た飛行機が公園に平行してB滑走路へ進入する姿を順光で撮影できましたが、新ルート下では公園と直角にC滑走路へ進入する姿を順光撮影できます。
というわけで京浜島は、南風運用時は新旧ルートどちらでも南方向から来た飛行機を順光で撮影できるため、南風運用時の定番撮影地としてますます重要になりました。
ちなみに同じく定番撮影地だった城南島は、新ルートだと晴天時はド逆光になってしまうので、天候や撮影時間帯を選ぶ必要が出てくるんじゃないでしょうか。
続行で、今回撮りたかった機体が登場。
JA743A「C-3PO ANA JET」 NH996便 那覇発
今回のお目当ては、ANAとSTAR WARSとのコラボである「C-3PO ANA JET」。
本来は今年3月にキャンペーンが終了するはずだったのですが、なんでか知りませんが未だに続いております。
それに加えコロナ禍の業績悪化の影響により、ANAよりB777の早期退役が発表されたこともあったので、これからB777も色々記録していこうかなと思った次第です。
さらに続行で、今度はJALの特別塗装機が飛来。
JA03XJ JL316便 福岡発
3号機自体は1月に撮影したので初めてではありませんが、何度見てもA350の姿は優雅で大好きです。
これにてC滑走路の着陸機の撮影は終了。
このルートだと、向かって左側の死角から目の前に飛び出してくるので、なんとなく成田空港の「さくらの山公園」と似た印象を持ちました。
わりと至近距離を通過するので、普通の望遠ズームでも余裕で撮影できることから、お手軽撮影地としてオススメでございます。
続いては新ルートになって新たに登場した「B滑走路から南方向への離陸機」を撮影します。
今回は公園南側にある展望台から、B滑走路を狙ってみました。
JA05MC 7G25便 関西行き
ここでは南方向への出発便がB滑走路から離陸する姿を撮影することが出来ます。
光線的には午後遅めが順光で、日没近くだと夕日に照らされて機体が映えます。
旧ルート下での南方向への出発便は、A滑走路から千葉方面へ向けて離陸していたため京浜島から撮影できなかったので、ここでも京浜島の撮影バリエーションが広がったと言えますね。
ただ京浜島はB滑走路の北寄りに位置するため、特に中・大型機の離陸後の姿はAPS-Cでも400mm越えの超望遠レンズが必須なので、それなりの機材が無いと厳しいです。
夕日がきれいだったので、良さげな構図を探るのも兼ねて日没まで離陸機を撮影。
JA73NQ BC519便 那覇行き
国際線用の第3ターミナルビルを入れて撮影。
JA611J JL483便 高松行き
シメは管制塔と一緒に。
JA830A NH477便 那覇行き
このあと太陽は雲に沈んでしまったので、これにて撮影は終了。
京浜島内では、つばさ公園以外の場所からも色々撮影できそうなので、時間を見つけて再訪して撮影地を開拓したいと思います。