川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

終焉間近の五能線ヨンマルを撮る 青森撮り鉄遠征⑦

前の記事はこちら。 

津軽鉄道探訪を終えた後は、すぐ近くを走る五能線に移動。

本日最後の撮影は、午前中の津軽線と同じく終焉迫る五能線のヨンマルであります。

 

当初の計画では、夕陽と岩木山を絡めて撮影をと目論んでいたのですが、この日は夕陽どころか岩木山もどこにあるかわからん曇天模様・・・。

というわけで情景カットはスパッと諦めて、陸奥鶴田~鶴泊の水田地帯にて編成撮りをすることにしました。

 

まずは下り列車から。

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2835D

こちらは五能線色2両のスタンダードな編成でした。

 

お次の上り列車が今回の本命です。

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2830D

こちらはタラコ色と五能線色の混結3両編成の列車なのですが、今回のお目当ては先頭に連結されたキハ40 522。

この当時の秋田区には6両のタラコ色が在籍していましたが、そのうちキハ40 522とキハ48 1520には運転台真後ろのドアにタブレット防護柵を装備、さらに運転台と貫通扉のHゴムが灰色になっている特別仕様車?でした。

露出不足を補うため軽く流したのですが、おかげでそんな特別仕様車が際立ってくれたので、これはこれでありかなと思います。

 

本当は50分後の上りも撮るはずだったのですが、2830Dの時点で露出が限界寸前だったのでこれにて打ち止め。

これがJR東日本所属の普通ヨンマル最後の撮影となりましたが、最後の最後でタラコ特別車を無事に撮影出来て良かったです。

 

 

このあとは晩御飯ですが、このあたりの名物である「つゆ焼きそば」を食べたかったので、黒石市へと足を延ばします。

今回お邪魔したのは「蔵よし」という料理屋さん。

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江戸時代に作られた酒蔵を改装した店舗だそうです。

 

つゆ焼きそばセットを発注。

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つゆ焼きそばもなかなかでしたが、個人的に驚いたのは「嶽きみ」という岩木山周辺で栽培されているブランドとうもろこしの天ぷらで、ものすごく濃厚な甘みがありかなり美味かったですねぇ。

この内容で1300円は結構お得だと思いますので、黒石市観光の際にはお立ち寄りくださいませ。

 

さらにお店のすぐ近くには「こみせ通り」という観光名所がありました。

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こちらも江戸時代に建てられた蔵や住宅が保存されており、一部は国の重要文化財にも指定されているそうな。

 

そしてこの建物群の歩道部分には、屋根が付いています。

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各建物の玄関前に屋根を付け繋ぎ合わせることで、雨や雪に当たることなく商店を移動できるという、現代のアーケード商店街の先駆けのような造りになっており、このような建物の造りを青森地方では「こみせ」と呼ぶそうな。

現在はねぶたの装飾がなされていたりと、ちょっとお洒落な空間が演出されており、なかなか見ごたえのある通りでした。

 

夕食を終えて黒石市を後にし、雨の夜道を2時間あまり走って宿泊地である八戸市のホテルに到着。

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2019年の遠征で逆のルートを移動したのですが、青森市八戸市は高速やバイパスがブツ切れになっており、車移動だとめんどくさいんですよね・・・。

徹夜明けで運転しっぱなしだったこともあり、距離のわりに疲れる移動でした。

 

そんな体を癒すため、部屋で晩酌を敢行。

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程よくアルコールも入ったので早々に就寝。

次回からは3日目のお話に入ります。