川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

札幌市電M101号 最後の雄姿を撮る その3 秋の札幌遠征③

前の記事はこちら。

前回まで3周分を大通・すすきのといった都心部で撮影したので、お次は郊外部で撮影することにします。

 

まずは狸小路電停から内回り電車に乗車。

f:id:kawaturu:20211121210027j:plain

乗車電はM101号など従来車を置き換える存在である1100形「シリウス」でした。

前回札幌市電に乗車した時は、低床車はまだまだ珍しい存在でしたが、いつのまにか増備が進み狙わなくても当たるほど勢力を拡大しているようです。

 

10分ほど乗車して西15丁目電停で下車。

西15丁目からほど近いカーブで、M101号を正面から撮影してみることに。

f:id:kawaturu:20211121210405j:plain

まずは前照灯に照らされるレールごしに狙ったりなんかして・・・

 

カーブで首をグイっとひねったところをいただきます。

f:id:kawaturu:20211121210440j:plain

 

オマケにケツ打ちも。

f:id:kawaturu:20211121210638j:plain

すぐ真横にコンビニとドラッグストアがあり、その照明のおかげで車体がバッチリと写ってくれました。

 

見送ったあとは市電に沿って徒歩で南下し、西線14条電停の近くにあるブックオフで立ち読みして時間調整を行い、本日最後の5周目の撮影へ。

この日のM101号は5周目で「中央図書館前行き」となって営業を終えて、車庫に入庫する運用となっておりました。

 

なのでまずは「内回り 中央図書館前」の方向幕を記録するためロープウェイ入口電停で待ち構えます。

f:id:kawaturu:20211121211232j:plain

この付近は住宅街なので街灯の照度が低く車体も暗いのですが、これもまた郊外の姿らしくて好いですね。

 

電停で乗降があったので、そちらの光景もパチリ。

f:id:kawaturu:20211121211502j:plain

こういった日常カットのほうが、後年懐かしく思ったりするんですよね。

 

このあと出発シーンは捨てて、隣の電車事業所前電停まで駆け足で移動。

その名の通りここは札幌市電の車庫がある場所でして、営業を終えたM101号の入庫シーンを狙います。

 

車庫前に到着すると、ちょうどM101号が回送となって入庫するところでした。

f:id:kawaturu:20211121211842j:plain

配線の関係上、車庫には外回り線からしか進入できないため、内回り電車はいったん中央図書館前まで行ったあと、方向転換と同時に外回りへ転線して戻ってきます。

この折り返し時間を利用することで、1電停くらいの距離なら徒歩移動で掛け持ちが可能となるわけです。

 

信号が変わって車庫に進入。

f:id:kawaturu:20211121212413j:plain

f:id:kawaturu:20211121212429j:plain

車庫前には20人ほどの撮り鉄が集まっておりました。

 

車庫の入口で一旦停車し、車内点検を実施。

f:id:kawaturu:20211121212458j:plain

 

点検を終えると一番外側にある周回線を通って車庫の一番奥へ。

f:id:kawaturu:20211121212522j:plain

労をねぎらうように、職員の方もM101号を見つめておりました。

 

周回線をぐるっと回り留置線を通り抜けて、再び正門側へと姿を見せました。

f:id:kawaturu:20211121212816j:plain

f:id:kawaturu:20211121212830j:plain

 

そのまま正門付近まで移動した後、入換を行い本日の留置位置へ移動。

f:id:kawaturu:20211121212846j:plain

f:id:kawaturu:20211121212929j:plain

 

サービスかどうかは分かりませんが、敷地外から見やすい場所に留めてくれました。

f:id:kawaturu:20211121213006j:plain

f:id:kawaturu:20211121213020j:plain

 

といった感じで、初日のM101号撮影はこれにて終了。

当初は「明日からが本番だし都心部で軽く撮ればいいや」と思っていたのですが、結局入庫までビッチリ撮影しちゃいました(笑)。

 

このあとは市内の実家に帰って一泊。

次回から「波乱のラストラン前日」の模様をお届けいたします。