前の記事はこちら。
205系の8連運用を撮影した後も、引き続き205系を狙うため箒川橋梁で撮影を続行することにします。
正確には前回撮影した634Mの直前に通過したのですが、まずは貨物列車から。
3056レ EH500-20
この列車は定刻だと午前4時ごろの通過ですが、4時間ほど遅延していたようです。
3056レのあと634Mが通過し、そのあとは再び貨物列車が通過。
3064レ EH500-14
こちらは地元たる南武支線でも撮影機会の多い3064レ。
ただ新鶴見信号場で直流機へカマ交換が行われるので、同じ列車でもキンタ牽引の姿は新鮮味がありますね。
そして205系の4連運用の1本目。
636M
最初にやってきたのは、埼京線から転用され「原形顔」を保つY11編成。
前回の記事でも述べたとおり、JR東日本では相模線、日光線、宇都宮線北部、鶴見線、南武支線、仙石線で205系が運用されているので、車両数はそれなりに存在しているものの、実はこの原形顔を持つ編成は小山区の宇都宮線用車のY11・Y12編成の2本しかありません。
そのため今回の小山車引退により、JR東日本管内から205系の原形顔は全て姿を消すことになることもあって両編成は人気なのですが、Y11編成の東京方先頭車の前面帯はごらんのような惨状でして、かなり残念でありますね・・・。
636Mのあとは再び貨物列車が通過。
3078レ EH500-81
こちらの81号機は現時点でのEH500形の最終製造機で、私自身も今回が初撮影でございました。
昨年11月に全検出場したばかりで車体は綺麗だったんですが、荷の積載がカマ次位1両を除き悲惨でした・・・。
さらに続けて貨物列車。
3086レ EH500-75
こちらも3064レと同様に地元で撮影する機会も多い3086レです。
それにしても15分に1本くらいのペースで貨物列車が続々やってくるのは、さすがは東海道・山陽本線と並ぶ日本の大動脈である東北本線といったところでしょうか。
まあキンタばかりなので飽きは来ますけどね (^_^;)
このあとは暫く貨物は来ず、30分に一本の旅客列車が続きます。
638M
こちらは元京葉線用として製造された「メルヘン顔」なY4編成。
小山区の205系は湘南色・日光色ともに、京葉線から転用されたメルヘン顔が主力となっています。
続いても普通列車ですが、ちょっと趣の違う車両。
640M
宇都宮~黒磯の普通列車は205系600番台だけでなく、上野東京・湘南新宿ライン用のE231・E233系の付属編成も間合いで運用されています。
しかし今度のダイヤ改正では、宇都宮~黒磯の普通列車は車両置き換えとともにワンマン化されることが発表されており、ワンマン運転に対応していないE231・E233系付属編成も原則乗り入れなくなると思われます。
そういった意味では撮影する意義は少なくないのですが、構図を変えるのを失念してしまいケツが超カツくなっちゃいました (^_^;)
642M
11時を回ったころ、あれだけ快晴だった空が雲に覆われてきました・・・。
そんな微妙な条件のなか、1時間半ぶりに貨物列車が通過。
1070レ EH500-54
千葉貨物行きの青タキ編成の石油タンカー列車。
車体が暗色系ゆえ曇りだと沈んでしまうので、晴れ光線で撮りたかった・・・。
しかしこのあと天気が持ち直してくれました。
644M
本日2度目のY11編成は、お顔を強調した構図で狙いました。
ここで線路の袂にあるお立ち台を離れ、並行して架かる国道4号線の橋の歩道へ移動し、サイド構図で構えます。
箒川橋梁では、晴れれば西側に日光連山を望むことが出来ます。
先ほどのドン曇りから一転し、山の輪郭まで綺麗に出てくれていますね。
そんな絶景をバックに、今回の「裏本命」の列車が乱入してきました。
9011レ EF81 80+E26系「カシオペア紀行(仙台行き)」
実はこの日、仙台行きの「カシオペア紀行」の運転日と重なっており、ちょうどいい時間帯に黒磯付近を通過してくれたので、ついでに狙ってみました。
この場所自体は定期運転時代から幾度となく通過していますが、夜行列車として運転される場合は上野駅を夕方に発車するダイヤのため、このあたりに差し掛かる頃には日没を迎えているので、下り列車を日光連山バックに順光で撮影することは不可能。
しかし今回は上野~仙台を昼間時間帯に走破するスケジュールだったので、夜行便ではありえなかった順光カットが撮れたというわけであります。
雲って日光連山が見えなかったら、この場所で撮影する価値は何も無いので、天候が回復してくれて助かりました・・・。
カシオペア通過後はお立ち台に戻って、ここでの本命かつシメの列車を撮影。
646M
さよならヘッドマークを付けた編成の1つであるY8編成が通過。
光線も申し分なく、3時間以上も粘った甲斐があったというものですね。
といった感じで、箒川橋梁での撮影はこれにて終了。