川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

引退間近の小山205系600番台 8連運用を撮る

今年のJRグループ 春のダイヤ改正まで2週間あまり。

例年ダイヤ改正を機に引退する車両があるもので、昨年のJR東日本エリアでは秋田地区のキハ40系引退、185系の定期運用終了が大きな話題となったのは記憶に新しいところであります。

 

そして今年のダイヤ改正で大きな注目を集めているのは、相模線、日光線宇都宮線北部で運用されている205系でしょう。

10年ほど前までは、首都圏のそこかしこで見られた205系

新型ATC化および他線区への転属を前提に早期置き換えとなった山手線用や、元々少数派だった京浜東北線用や中央・総武緩行線用などを除けば目立った置き換えは行われず、首都圏の通勤用車両ではE231系と並び大勢力を誇っていました。

 

しかし2010年代に入ると、E233系の台頭とともに本格的な淘汰が開始されて主要路線から相次いで撤退し、廃車やローカル区間への転属が一気に進行。

現在残るのは相模線、日光線宇都宮線北部、鶴見線南武支線仙石線のみとなりましたが、今回の改正にて前者3路線でE131系への置き換えが発表されました。

 

このうち相模線用に関しては、当ブログでも取り上げたことがありました。

相模線は川崎から近いこともあり、2度ほど相模線へと赴いてそこそこの取れ高を得られ満足できたので、お次は日光線宇都宮線北部で運用されている小山区の600番台を撮ろうと画策しておりました。

 

当初は引退直前の混雑を避けるため、昨年のうちに出向こうと思っていたのですが、今年度末は仕事がかなり忙しくて地元での趣味活動もままならず、ずっと前から計画していた北海道遠征も中止にせざるを得なかったような状況。

そんななかで捻出した数少ない時間も、鉄道部品イベント参戦などに費やしてしまったので、205系撮影までは手が回らない状況が続いていました・・・。

 

 

そんな感じでモヤモヤした日々を過ごしている最中、JR東日本からとある発表が行われました。

2月中旬から205系の引退を記念して、3編成にさよならヘッドマークが掲出されることになり、2月17日に全てのヘッドマークが出揃ったとのこと。

そして時を同じく、ようやく私の仕事もピークを越えて余裕が出てきて、お天気も良さげだったので先週末にプチ遠征を敢行し撮り納めをしてきました。

そんな撮り鉄の模様を、数回に渡ってお届けいたします。

 


 

小山区205系の運用は、大きく分けると「宇都宮線 宇都宮~黒磯運用」と「日光線運用」の2つに分かれており、使用車両も基本的には独立しています。

このうち宇都宮線運用では、4連を2つ繋げた8両編成での運用が朝ラッシュに2往復だけ存在しており、まずはその列車を狙うことにします。

 

今回は友人から車を借りられたので、早朝というか夜中に出発して沿線へ直行。

まずは有名撮影地である蒲須坂~片岡の荒川築堤へと向かい、1往復目の復路にあたる宇都宮行きを撮影。

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626M

薄雲が出たのでバリ晴れまではいきませんでしたが、朝日を浴びた画としては十分な光量は得られて良かったです。

ここ最近は日光線色の編成も宇都宮線運用に入ったりもしているようですが、この日は湘南色同士の綺麗な編成美でした。

 

このあと8連のまま633Mで折り返してくるので、岡本~宝積寺のストレートへと向かったのですが、到着時点で3~40名がひしめき合っており完全にキャパオーバー。

なので他の場所へと移動することにしたのですが、ここで猛烈な腹痛が私に襲い掛かってきました・・・

 

 

さすがに大の大人が、友人の車で粗相をしでかすわけにもいかないので、あえなく633Mは断念しましてコンビニへ緊急避難。

1本犠牲したものの、ギリギリで人間としての尊厳を保つことが出来ました (^_^;)

 

ちょっとシモの話に脱線しましたが、心も体もスッキリしたあとは最後の1本である634Mへと狙いを定めます。

このあとの行程も考慮して、矢板~野崎の箒川橋梁で撮影することに。

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634M

この橋梁は南西を向いているため、2月下旬だと辛うじて面に掠る程度といったところでした。

この日は空が渋く仰角構図が映えなかったのと、撮影地のバリエーションを増やしたいためここに布陣しましたが、光線的には先ほどの蒲須坂のほうが良好なようですね。

 

これにて最初のお目当てである宇都宮線8連運用の撮影は終了。

このあとも箒川橋梁で撮影を続けますが、長くなったので次回へ続きます。