川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

14年ぶりにキングオブ深夜バス「はかた号」に乗る その1 2022九州撮り鉄遠征①

今回より新たな連載シリーズを開始いたします。

タイトルは「2022九州撮り鉄遠征」でございます。

 

今回の遠征を行ったのは今年5月のこと、タイトルの通り舞台は九州地方です。

九州への撮り鉄遠征は、過去に1度だけ行ったことがありました。

この遠征を敢行したのは2017年9月と、同年7月に開始した当ブログにとっては最初期にあたる遠征で、このあと2021年ゴールデンウィークにも小倉周辺でチョイ撮りしましたが、いずれにせよ福岡県内に留まっておりそれ以外の県は全く手つかずでした。

 

九州でも例に漏れず旅客・貨物ともども国鉄形を初めとした世代交代、さらに9月に開業予定の西九州新幹線に絡んで、大きな波が訪れると予想していました。

そのため今年の年始記事で2022年にやりたいことでトップに挙げていたのが、九州地方への撮り鉄遠征だったのです。

そんなこともあり、今回は有給休暇を2日間取得し4連休を確保。

私自身にとっても初めてとなる本格的な九州撮り鉄遠征の記録を、これからタップリと綴ってまいります。

 


 

まずは川崎から九州へと移動するため向かったのがこちら。

羽田空港・・・でなく新宿駅でございます。

 

時間帯が夜であることからすでにお分かりだと思いますが・・・

今回はバスタ新宿から夜行バスで九州へと向かうことにしました。

そして東京発九州行きの夜行バスと言えばこちら。

某深夜番組でお馴染みキングオブ深夜バスはかた号でございます。

ちなみに私は初利用では無く、2008年に博多→新宿で1度だけ乗ったことがあり、14年ぶりの乗車となります。

 

今回飛行機では無く「はかた号」を選んだのは、もちろん旅費の節約というのも大きいですが、実は2020年7月に新型車両が導入され結構評判が良いらしく、超久方ぶりに乗りたくなったのです。

てなわけで今回は「はかた号」で九州へと向かいます。

 

荷物を預けて車内へ入りますが、今回お世話になるのがこちら。

現在の「はかた号」には4席だけプレミアムシートという上級シートが付いており、今回はこちらを選択してみました。

木製の仕切り板と天井から床下まで覆うカーテンが付いた半個室で、見るからに豪華かつ快適性に優れたシートであります。

 

ちなみにプレミアムシートは前方4席のみで、後方は一般的な3列配置のビジネスシートという2クラス構成になっています。

今回は水曜日、かつ週内に祝日も無いので完全なるド平日の中日でしたが、プレミアムの空席は1席のみ、レギュラーもほぼ満席と、かなりの乗車率で驚きました。

 

バスは定刻通り新宿を発車。

ここから博多駅まで14時間17分の長い旅路の始まりです。

はかた号」は東京側ではバスタ新宿でしか乗車できないので、すぐに首都高中央環状線へ入ります。

 

そして大橋ジャンクションから渋谷線へ。

 

そのまま東京料金所から東名高速に入り、そのあとは九州へ向けてひたすら西へと走り続けることになります。

 

22時過ぎの下り線とあって、走る車のほとんどは物流トラックです。

中には「はかた号」と同じく、九州を目指すトラックもいたかもしれませんね。

我々が寝ている間にもトラックや貨物列車を運転し、日本経済を支える物流関係のみなさんには感謝でございます。

 

車内では東名高速に入ったころ、アメニティグッズが配布されました。

中身はアイマスクとボディシートで、ボディシートも付いてくるのはプレミアムシートだけのようです。

今回は自宅で風呂に入ってから乗車しましたが、夏季はもちろんそれ以外の季節でも寝汗をかくことがあるので、このサービスは嬉しいですね。

 

バスは御殿場ジャンクションから新東名高速へ。

新東名は山側を走るため街明かりが少なく、車窓はちょっと退屈ですね。

 

そんなこんなで順調に西へ進み、静岡SAで1回目の休憩です。

ここで洗顔や歯磨きをして寝支度を整えます。

23時半近くでしたが、さすが新東名でも大きい部類のSAともあって、売店も開いており便利でした。

 

静岡SAを出ると車内消灯となりますが、個室であるプレミアムシートはカーテンを開けても問題ないので、しばし車窓を眺めます。

30分ほどウトウトしていたら眠くなってきたので、そのまま就寝しました。

 

思いのほか長くなってしまったので、翌朝のお話は次回へ続きます。