川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

初めてのキハ126系で鳥取県内を行く その1 山陰本線 全線踏破の旅 2日目⑥

前の記事はこちら。

 

鳥取駅でのランチタイムを終えてホームに戻ると、怪しげな車両を発見。

試運転の方向幕を掲げ、片運転台のキハ47形なのに単行で本線上に停車、しかも所属表記は「岡オカ」とこのあたりの車両ではありませんね。

 

車両をよく見るとスカートや台車がピカピカ。

もうお分かりだと思いますが、全検明けの試運転に遭遇したのです。

どうやら米子駅近くの後藤工場で検査を受けて、はるばる鳥取駅まで試運転でやってきたみたいですが、米子駅への復路は運転台が無く自力では帰れないので、このあとキハ40系充当の定期列車に併結されて回送されるのだとか。

 

という思わぬ出会いを経て、乗り鉄旅を再開します。

11本目 山陰本線 247D 米子行き 鳥取(14:41)⇒米子(17:33

車両はキハ126系の2両編成です。

キハ126系は山陰本線鳥取駅~益田駅間の高速化事業および車両老朽化対策として、沿線の鳥取県島根県の資金援助により製造された車両で、運用区間も一部を除き両県内に限られていることもあり、個人的にキハ126系は初乗車です。

 

そんな山陰ならではの車両にぴったりの名物を鳥取駅で仕入れました。

鳥取のご当地牛乳「白バラ牛乳」を使ったコーヒー牛乳を飲みながら、鳥取県内の旅が始まります。

 

列車は定刻に鳥取駅を発車、乗車率は各ボックスがさらっと埋まる程度でした。

鳥取駅を発車してしばらくすると、鳥取鉄道部の横を通過。

ヨンナナやキハ187系が休んでいました。

 

そして隣駅の湖山駅では、はやくも「スーパーはくと」と交換待ち。

連休期間中なので、そこそこ混んでいました。

 

そのあとは順調に進んでいたのですが、青谷駅で再び交換のため停車。

こちらでは20分以上のバカ停をするとのことで、暇つぶしのため車両を降りてまずは駅名標をパチリ。

 

続いては駅舎をパチリと。

照明が洒落ていたり、壁に写真や工芸品?が飾られていたりと、無人駅なのですが綺麗に整備されておりました。

 

そうしているうちに、対向の普通列車が到着。

こちらはキハ47形の4両編成でした。

キハ126系も投入されているものの、まだまだ国鉄型も健在のようですね。

 

ここで上下の普通列車が揃ったのですが、今度はその2列車を待たせて「スーパーまつかぜ7号」が我々を追い抜いていきます。

こんな田舎駅に3列車が同時に揃うとは、なかなかタイトなダイヤですね。

 

これで我々も出発・・・かと思いきや、さらにもう1本特急列車を退避するらしくまだ10分ほど停車時間があるので、今度はお初のキハ126系を観察。

丸みを帯びたキハ40系と違い、キハ126系はめっちゃ角ばった造形をしておりますが、個人的にこのキハ126系の見た目はわりと好みです。

 

ですが気になるのがこれ。

青谷駅のようなローカル駅はホームの嵩上げが行われておらず、車両とホームにかなりの段差があります。

まあこればかりは致し方ないですかね。

 

そして停車から20分、3本目の交換相手である「スーパーまつかぜ10号」が通過。

まさか上下特急と上り普通の3本退避とは、我々の列車は最弱だったのですね (^_^;)

 

バカ停を終えて再び西へ走り出すと、今度は松崎駅で相手を待たせる形で普通列車と交換します。

鳥取駅~倉吉駅間は「スーパーはくと」と「スーパーまつかぜ」が交互に1時間間隔で走り、普通列車もそれなりに走っており単線区間にしては高密度なので、わりと交換設備を活用して運行しているようですね。

 

そんな感じで日本海に沿って、夏空のもと西へとひた走ります。

ただ美しい車窓とは裏腹に、キハ126系は変速ショックが地味に大きくて乗り心地は正直いまいち・・・。

兄弟車両のキハ187系と同じ450PSのハイパワーエンジンを積んでいますが、その副作用なのでしょうかね。

 

列車はほぼ中間地点である倉吉駅に到着。

倉吉駅を終点とする「スーパーはくと」用のHOT7000系も停車していました。

 

倉吉駅では交換などはありませんでしたが、拠点駅ということもあってか10分ほどの小停車がありました。

飲み物補給のついでに駅名標をパチリ。

 

初めてのキハ126系の旅も、倉吉駅から後半戦に入ります。

長くなったので次回に続きます。