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京都駅から山陰本線を乗り継ぎ、鳥取県のほぼ西端である米子駅へとやってきました。
時刻は18時前と、お盆休みではまだ明るいため宿入りには少々早いところ。
というわけでここからは山陰本線を逸れて、別の未乗路線へと参ります。
12本目 境線 1657D 境港行き 米子(18:01)⇒境港(18:49)
今回乗車するのは、米子駅から境港へ向けて延びる境線でございます。
路線長17.9kmという短めの盲腸線なので、夕暮れ前にちょいのりするに丁度良い感じな路線ですね。
境線は行き止まり式の0番線から出発するのでホームを歩いてゆくと・・・
なにやら見たことのある親父さんがお出迎えしてくれました。
先頭へ回ると、これまた見たことのある娘さんが。
もうお分かりだと思いますが、これらは「ゲゲゲの鬼太郎」に登場するキャラクターたちでございます。
というのも境港市は「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげる先生の故郷で、境線では「鬼太郎列車」と銘打って様々なキャラクターがあしらわれたラッピング車両による運転が行われています。
実はこの「鬼太郎列車」、本遠征の約1年前に敢行した山陰撮り鉄遠征でちょっとだけ撮影済みでありました。
このときは撮影だけで終わったのですが、最後に「今度は乗り鉄で訪れてみたいですね」と記した通り、車内も覗いてみたいなと思っておりました。
それが1年越しに、乗り鉄の希望が叶ったというわけですな。
てなわけで、まずは車体をじっくりと観察。
まずは境港方に連結されていた「ねこ娘列車」から。
結構細かいところまで凝ったラッピングだなと思いました。
車内はこんな感じ。
こちらも至る所にねこ娘があしらわれており、とても賑やかな車内でした。
この列車は2両編成で、米子方には「ねずみ男列車」が連結されていました。
こちらも「ねこ娘列車」に負けず劣らずのラッピングです。
車内はこんな感じ。
おおよその意匠はどちらも共通ですかね。
そしてこの鬼太郎コラボは、車両だけでは無くホームでも行われています。
まずは駅名標から。
境線では駅ごとに妖怪の愛称がついており、米子駅は「ねずみ男駅」となっています。
上の写真は境線側にあたる0番線向きの表示ですが、山陰本線側である反対面の1番線向きはちょっとデザインが変わっています。
ちなみにこの鬼太郎仕様の駅名標は境線がある0番線ホームだけで、それ以外には通常様式の駅名標もあります。
さらにもう1種類ありまして・・・
こちらは「よにゃーご駅」なる猫っぽいデザインの駅名標で、なんと米子駅には3種類もの駅名標が設置されています。
随分と特別仕様な駅名標に凝った駅ですね。
ちょっと話がそれましたが、ベンチには鬼太郎とねずみ男がごろりと。
ちょっとペイントが剥げているのはご愛敬ですかね(笑)。
さらには階段にも鬼太郎が。
てなかんじで、0番線ホームには鬼太郎ワールドが広がっておりました。
という具合に色々観察していると列車の出発時間に。
今回は鬼太郎列車の紹介で終わっちゃいましたが、次回から境線の旅が始まります。