川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

置き換え間近の黄色い岡山115系で宇野線を旅する 山陰本線 全線踏破の旅 4日目⑦

前の記事はこちら。

 

山陰本線が大雨によって不通となった影響で、本来訪れる予定の無かった岡山駅へとやってきました。

前回の記事の最後で触れたように、もともと本日の宿泊地は山口県宇部市の予定でしたが、時間は夕方になりいまから18きっぷだけで宇部まで行くのは不可能なので、宿もキャンセルして大幅な計画変更を強いられました・・・。

 

てなわけでここからは「ほぼ当てのない旅」となるのですが、まずはこちらの路線を乗り鉄することに。

18本目 宇野線 661M 宇野行き 岡山(16:15)⇒宇野(17:13

今回は岡山駅から瀬戸内海方向へと延びる宇野線を旅します。

宇野線はかつては宇野港で「宇高連絡船」と接続して、現在は茶屋町駅から本四備讃線に接続して本州~四国を結ぶ重要な連絡路であり、私も四国に渡るため茶屋町駅までは何度も乗ったことがあります。

ですが茶屋町~宇野間は、現在は四国への連絡路から外れてローカル支線に転落しており、私的もいまだ未乗区間として残っていたので乗車したいと思います。

 

車両は227系への置き換えが発表されている115系です。

遠征当時は具体的なスケジュールは示されていませんでしたが、現在は2023年7月22日から岡山地区227系の運転開始と、同時に117系の運用終了が公表済み。

115系は幾ばくかの猶予はありそうですが、置き換え間近に変わりは無いので最晩年の姿を噛みしめながら乗り鉄いたしましょう。

 

列車は定刻に岡山駅を発車。

乗車率は座席がほぼ埋まる程度の混雑率でした。

 

まずは岡山市中心部を走りならが、各駅に止まっていきます。

いつもは「マリンライナー」や「サンライズ瀬戸」などの優等列車に乗るため、間の小駅を意識したことが無かったので、茶屋町駅まで乗車済みとはいえちょっと新鮮な気持ちでありました。

 

岡山駅から20分ほど走って、本四備讃線との分岐駅である茶屋町駅に到着。

 

ここで児島方面からの普通列車と接続を取ります。

茶屋町駅は2面3線ホームで、宇野方面へ向かう列車は中線に停車して両側の扉を開き、四国方面へ向かう乗客を降ろしつつ、四国方面からやってきた乗客を迎え入れます。

どちらも平面乗り換えが可能で、なかなか運用が考えられていますね。

 

茶屋町駅を出発して1kmほど進むと、本四備讃線と分岐します。

見るからに大幹線な雰囲気漂う重厚な複線高架から分かれ単線で地上へと降りていくように、現在の茶屋町駅の南側は本四備讃線が本線扱いです。

これがかつて四国へ向かう乗客で賑わった茶屋町~宇野の現状を示していますね。

 

未乗区間に入ると、本日初めての青空が見えてきました。

さすが晴れの国、といったところでしょうか。

 

未乗区間最初の駅である彦崎駅に到着。

待合室に画が描かれていますね。

 

続いてお隣の備前片岡駅

こちらも特産のひょうたんが描かれています。

宇野線の各駅には、こんな感じでアート作品が飾られています。

 

続いての迫川駅では列車交換をするため小停車したので、ホーム上へ降りてみます。

まずは駅名標をパチリ。

 

ここでもアートな壁画のほか、岡山地区の観光列車「La Malle de Bois」の歓迎垂れ幕が設置されていました。

 

対向列車が到着。

今回の対向列車には213系が充当されていました。

 

さらに終点ひとつ手前の備前田井駅でも交換。

 

備前田井駅「第3回瀬戸内国際芸術祭」の出展作品として駅自体をアート化したそうで、待合室だけでなく法面などにも装飾が施されています。

今回はじっくり見ることが出来ませんでしたが、ご興味がある方は訪れてみてください。

 

対向列車が到着。

なんと対向列車は113系

山陽本線がメインかと思ってましたが、まさか宇野線にも113系運用があったとは知らなかったので、ちょっと儲けもんでしたね。

 

そんなこんなで終点の宇野駅に到着。

これで宇野線の完乗を達成です。

18本目 宇野線 661M 岡山⇒宇野
乗車時間:58分
移動距離:32.8km

 

このあとは折り返し時間を使って、宇野駅周辺を散策します。