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キハ183系ラストラン特別列車を追いかける本連載も、今回が最終回です。
前回はニセコ駅で駅撮りをしましたが、列車より少し早く駅を出発して、次なる撮影地へと先回りをします。
晴れていれば羊蹄山をバックに撮れる倶知安駅~小沢駅の北4線踏切へ行ったところですが、この日はドン曇りで全く見えなかったので、小沢駅横の跨線橋へ向かいました。
跨線橋は交通量の多い国道5号線ゆえ、道路横断を伴う振り返り撮影は厳しいので、新特急色のケツ打ちで仕留めます。
小沢駅をバックに撮れるこの場所は、C11で運転されていた「SLニセコ号」などの有名撮影地として知られております。
今回はケツ打ちとなりますが、新特急色を撮りたかったこともあり「ニセコ」つながりで布陣していました。
列車は小沢駅で運転停車。
ホームや駅舎にもちらほら撮り鉄の姿が見えました。
列車はこの小沢駅停車と、この先に待ち受ける山線随一の険しさを誇る「稲穂峠」越えのためゆっくり進むので、私は稲穂峠の向こう側にある然別駅横の跨線橋へ。
事前の計画だと少し厳しいかなと思っていましたが、5分ぐらいの余裕をもって現着することができました。
ググっと引き付けてもう一丁!
さらに振り返ってもう一丁!
駅に入線するため速度が遅く、撮りやすかったです。
列車は然別駅へ進入。
然別駅は通過ですが、たくさんの撮り鉄が集まっていました。
このあと列車は余市駅と小樽駅で小停車をしますが、私は余市ICから高速道路に乗って一気に札幌市内へとワープ。
最後の撮影地は稲積公園駅で駅撮りをすることにしました。
こちらも通過5分くらい前にギリギリ滑り込んで、本遠征の〆カットを。
隣の手稲駅に隣接して札幌運転所(サウ)があるため、稲積公園駅は札幌駅~サウを往来する回送列車を撮影できる定番撮影地のひとつで、それゆえ子供の頃からよく訪れており、キハ183系も数え切れないほど撮影した思い出の場所です。
末期のキハ183系は全車苗穂へ転属しサウへ回送されることも無くなり、今回が思い出の地で撮影できる最後の機会だったので、あえて稲積公園駅での駅撮りを選択したのでした。
振りかえってケツ打ちも。
といった感じで、キハ183系「ニセコ」の追っかけはこれにて終了です。
計画通り7発すべて回収できて、悔いなく撮影を終えることが出来ました。
このあとは札幌市中心部へと移動し、かなり遅めのランチタイムへ、
時間はすでに15時を回っていますが、朝8時に函館市のハセストでやきとり弁当を食べてから、食事どころか休憩すらロクにしていなかったのでクタクタに・・・。
なので美味いものが食いたい!ということで、やってきたのはこちら。
超有名ラーメン店「えびそば一幻」の本店です。
札幌市電M101号引退時以来、1年半ぶりの訪問でございます。
もちろんえびそばとおにぎりを発注。
空っぽの胃に大好きな海老成分が染み渡りました・・・。
このあと市内の実家へ顔を出したのち、帰路に着くため新千歳空港へ。
3日の移動距離は759kmでした。
レンタカーを返却して、空港内のフードコートで打ち上げと行きます。
えびそばが若干残っていたので、今回は定食では無く卵とじ丼をチョイス。
定食には劣りますが、まずまず美味しかったです。
さらに雪印パーラーで甘味補給。
今回は味の濃い食事が続いたので、さっぱりした空港ソフトをチョイス。
いい〆になりましたね。
お土産も仕入れてAIRDOで帰ります。
出発自体は定刻だったものの、途中強烈な向かい風?だかで進みが遅く、羽田到着は30分の遅れが発生。
もともと定刻でも23時過ぎ着とかなり遅めだったので、30分遅れとなると終電が気になるところですが、なんとよりによって沖止め・・・。
普段ならちょっと嬉しい沖止めですが、今回ばかりは勘弁してほしかった(^_^;)
さらに今回は荷物を預けていたため時間ロスが重なり、すべての荷物を回収したのは列車出発時刻3分前!!
一縷の望みをかけてターミナルビルを全力ダッシュして京急線のりばへ向かった結果は・・・。
文字通り駆け込み乗車となっちゃいましたが・・・、本当にギリッギリ終電に乗り込むことが出来ました。
この列車を逃すと京急蒲田駅までしか行けず、その先はタクシー利用となり2~3千円の追加出費が発生したので、乗り込めたときはホッといたしました・・・。
といった感じで最後はバタバタとなりましたが、無事遠征を完了です。
キハ183系を本命としつつ、同じく引退迫るキハ143形やヨンマルも撮影出来て、なかなか充実した遠征となりました。
函館区や道南いさりびのヨンマルも気になるので、道南地方にはまた出向きたいですね。
今回はキハ183系ラストラン企画の第一弾にあたる道南行き列車に参戦したのですが、ラストラン企画はあと2回行われる予定でした。
私の鉄道人生で最も影響を受けた車両といっても過言ではないキハ183系、もちろん1度の参戦で終わらせるわけにはいきませぬ・・・。
というわけで再戦の模様は、機をあたらめて綴りたいと思います。
おしまい。