明日11月25日、毎年秋恒例の京急ダイヤ改正が実施されます。
昨年は、本線の優等列車が23年ぶりに快特と特急が交互運行になるという大改正になりましたが、今年も大きな変化が起こることになりました。
京急プレスリリースより
羽田空港と品川方面および横浜方面を直通する「エアポート急行」が「急行」へと名称を変更するとのことです。
変更する理由は、現在は羽田行き・羽田始発とも「エアポート急行」を名乗っていますが、種別名の飛行機マークだけを見てしまった乗客が、羽田空港とは逆方向の列車に誤乗することが発生したため、飛行機マークを消すことになったそうな。
空港直通をアピールするために名付けた名称がアダになって廃止に追い込まれたという、なんとも残念な結果ですね・・・。
ちなみに「エアポート急行」運転開始前は、都営線方面と直通する形で品川~羽田空港で「急行」が運転されていたので、13年ぶりに愛称が戻るということになります。
そんなわけで、本日をもって13年の歴史に幕を閉じる「エアポート急行」ですが、それを記念して「さようならエアポート急行」列車なるものを運転することが発表されました。
11月22日~24日の3日間だけ特製ヘッドマークを掲出し、車内広告もそれ専用のものに差し替えられるとのことですが、注目なのは京急で残り2編成となった界磁チョッパ車のうちの1つである1500形1525Fが充当されたのです!
界磁チョッパ車がエア急運用に入るだけでちょっとしたネタ扱いのご時勢で、特製ヘッドマークが付くとなれば、そら撮らない理由は無いというもの。
というわけで昨日と本日、それぞれさようなら列車を撮影してきたので、その記録をお届けします。
まずは勤労感謝の日だった11月23日分から。
お昼過ぎから所用があったので、午前中にサクッと撮影しようかと思ったら、まさかの朝っぱらから神奈川駅で人身事故があって運転見合わせに・・・。
7:02 【運行情報】神奈川駅での人身事故の影響で神奈川新町駅〜横浜駅間の上下線の運転を見合わせ。運転再開は、8時30分頃の見込み。次の路線にて振替輸送実施中です・・・JR線、東急線、相鉄線、横浜市営地... #京急 #keikyu https://t.co/djDfAaF69B
— 京急線運行情報【公式】 (@keikyu_official) 2023年11月22日
マジでふざけんなよ・・・とガッカリさせられましたね (^_^;)
そんなわけで運転再開まで自宅待機していたところ、お昼過ぎに金沢文庫の車庫から出てきて予定通りのスジに乗ったとのことで、花月総持寺駅付近のポイントへ出撃。
今回の本命はヘッドマークを掲出した1525Fですが、ダイヤ改正によって「エアポート急行」自体も見納めとなるので、当該種別の列車も練習として撮影しておきます。
本番1本前のエア急には1890形が充当されていました。
ブルーリボン賞受賞の装飾が付いた1893Fは撮っていましたが、すっぴんの1890形は未撮影だったので、ちょうど良かったですな。
そして本番。
1525F+1481F「さようならエアポート急行」列車
本番では陽が差してくれて良かったです。
このあと非鉄な所用があったので一旦離脱。
所用を終えたころはすっかり陽が落ちてしまったので、ナイト撮影をするため穴守稲荷駅横の踏切へ。
ここでは駅横の踏切からホームに停車したところを撮影することが出来ます。
ヘッドマーク掲出は翌日昼で終了するため、夜カットはこれ1枚となりました。
明けて本日11月24日は平日でしたが、もともと有給休暇の取得申請をしていたので、1日かけて列車を追いかけることに。
まずは未撮影のままだった、羽田空港行きの昼カットを撮影すべく糀谷駅へ。
空港線は全線のほぼすべてが高架または地下トンネルのため、まともな撮影地は糀谷駅か穴守稲荷駅しかないので、余裕をみて1時間半ほど前に現着したのですが、すでに10名ほどがスタンバイ・・・。
なんとかポジションを確保できたので、最初と同じくエア急メインで練習撮影したのですが、枚数が多いので京急車以外を抜粋して掲載します。
他社局車が多摩川を渡ってくるのはほぼ無いうえ、エア急となればほとんど撮ってなかったので、練習と言えど割としっかり撮影しておきました。
そしてメインの1525Fが、蒲田要塞をバックに登場。
さらにググっと引き付けてもう一丁!
上り快特が背後に迫ってきていましたが、なんとか撮れて良かったです。
続いて京急川崎へ移動し、羽田空港から戻ってきたところを面縦で。
このあと1525Fは逗子・葉山駅へ向かい、その折り返し1往復が最終列車となります。
最後は個人的定番スポットである花月総持寺駅のカーブで決めたかったので、羽田空港行きは捨てて1時間半前から場所取りし、万全の態勢で本番へ。
冬場なのでサイドまで陽が回りませんが、数え切れないほどエアポート急行を撮影し続けてきた、この場所で撮る意味があるのです。
私なりに悔いなく見送ることが出来たと思います。
といった感じで、2日間に渡って「さようならエアポート急行」列車を追っかけた記録をお届けしました。
明日からは新生「急行」として生まれ変わる同列車ですが、そのうち撮影することになると思うので、その際はまたブログで綴りたいと思います。