川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

最果ての地にて 北海道放浪の旅 11日目⑪

前の記事はこちら。

風蓮湖 北海道放浪の旅 11日目⑩

 

オホーツク海に面した風蓮湖を後にし、同じく根室市内の太平洋に面した根室市落石地区にやってきました。

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根室市落石地区は、2つの岬に囲まれた小さな湾が形成されており、天然の良港として古くから漁業が盛んな地域です。

風蓮湖からは直線で5~6kmしか離れていないのですが、同じ市内でもオホーツク海側と太平洋側ではガラッと天気が変わったので驚きました。

 

天気が良かったので、落石湾の風景を撮影していたのですが、背後に熱視線を感じたので振り返ると・・・

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1頭のエゾシカが、こちらをじーっと見つめていました。

この旅で初めてエゾシカに遭遇したので、こちらもじーっと見つめながら写真撮影。

 

それにしても、微動だにせずこちらを警戒しているなと思っていたら・・・

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足元からひょこっとカワイイ耳が出てきました。

どうやら子連れだったようです。

 

それを合図に?ほかの個体も続々顔を出してきました。

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5~6頭くらいの群れだったようです。

 

しばしの睨み合い(といっても、私は写真を撮っていただけですが)を経て、エゾシカたちが退却。

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退却時も小鹿はお構いなしに、母鹿にじゃれ付いておりました。

とても可愛らしいものを見させてもらいました。

 

エゾシカも見たところで、本題の地へ移動開始・・・と思いきや、またしても別の群れに遭遇。

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こちらは立派な角を持ったオス鹿が率いている群れのようです。

 

小鹿がいないからか、警戒することも無く悠々と道路を渡って去っていきました。

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見ての通り、それなりに民家がある集落なのですが、野生のシカが平然と闊歩しているというのは、さすが北海道といったところでしょうかね。

 

前置きはこれくらいにして、いよいよ本題へ。

今回向かうのは、根室本線別当賀駅~落石駅にある有名撮影地です。

 

まずは落石集落から海岸沿いに走る道路の端まで、車で行きます。

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ここからは、草むらが広がる丘陵地帯を徒歩で分け入ります。

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草の背は低いので装備的には長靴で十分ですが、見た目以上にアップダウンがあってきつかったです・・・。

 

そんな丘陵地帯を10分ほど歩いて撮影ポイントに到着。

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無人の丘陵地帯に、一筋のレールだけが存在するこの光景。

この日本離れした「最果ての地」を行くキハ54形を撮影するのが、今回の目的であります。

 

今回はあえてド逆光のシチュエーションを狙ったうえ一発勝負だったので、露出を慎重に調整していざ本番。

夕陽によって金色に照らされたレールの上を、単行のキハ54形がトコトコと走ってきました。

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「息をのむ光景」とは、この日この瞬間のことだったような気がします。

空に嫌われ続けた本遠征でしたが、今回の旅での撮り鉄の部はこれがメインだったので、狙い通りの写真が撮れて良かったです。

この丘陵地帯は、冬になると雪や枯草に覆われた荒涼とした光景となるので、今度は冬か初春に再訪したいですね。

 

これにて11日目の活動を終了し、今宵の宿がある根室市街へ移動。

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本日は「イーストハーバーホテル」のお世話になります。

 

独り身ですがツインしか空いていなかったので、無駄に広い部屋に宿泊。

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良いホテルだったのですが、ここはビジホというよりはシティホテル的な施設なので、洗濯機が無くて困りました。

なので、わざわざチェックイン後に近所のコインランドリーまで行って、洗濯する羽目に・・・。

 

晩御飯は、ホテルのレストランに「根室名物」なメニューを見つけたので、それを食べることに。

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こちらはエスカロップという、バターライスにトンカツを乗せた根室市ご当地グルメであります。

基本的には喫茶店や定食屋で出されるメニューですが、さすがホテルのレストランだけあり、普通のエスカロップより少し上品な趣で美味しかったです。

 

といった感じで、11日目が終了です。

11日目の移動距離:281.0km
ここまでの移動距離:2798.2km

 

次の記事はこちら。

根室駅 北海道放浪の旅 12日目①