川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

ネウクロで「やくも」と「サンライズ出雲」を撮る 2021真夏の山陰遠征⑩

前の記事はこちら。

境線を後にして3日目のメインである伯備線の撮影に挑みます。

 

個人的に伯備線自体は何度か訪問しておりますが、そのほとんどが新見駅以南の岡山県側であり、鳥取県側にあたる北部では山陰迂回貨物遠征のときに一瞬だけ立ち寄ったのみで、ほぼ経験が無いといったところでした。

なので伯備線北部で引退迫る381系「やくも」を撮影することは、本遠征における大きな目的の一つであったのです。

 

北部にも撮影地は数多にありますが、今回は根雨~黒坂の通称「ネウクロ」と呼ばれる区間が舞台です。

ネウクロを含むこの界隈は、日野川が造り出した急峻な谷を右へ左へクネクネ曲がりながら中国山地を駆け抜ける情景が続く「The伯備線」的な場所でして、好撮影地も点在しております。

今回はその撮影地のなかでも、兼ねてより一度訪問したかった上鍛治原踏切横のお立ち台から撮影を開始します。

 

有名撮影地だけあって5名ほどの同業さんとともに、まずは練習電を。

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825M

トンネルを飛び出した直後にカーブしながら鉄橋を渡るこの場所は、この趣味をやっていれば1度くらい見たことがあるんじゃないでしょうか。

方谷~備中川面の第三高梁川橋梁や井倉の第七高梁川橋梁と並び、伯備線を代表する撮影地と言える場所でございます。

 

ここでの2本目が準メイン的な列車です。

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4031M「サンライズ出雲

伯備線と言えば「やくも」ですが、実はここは下り「サンライズ出雲」も順光で撮影できる場所でして、それも今回ここを選んだ理由の一つでもありました。

そしてこの時期は光線状態も最高で、普段見慣れた285系も3倍増しくらいでカッコよく見えましたね(笑)。

 

そしてサンライズの続行で、今回のド本命が登場です。

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1001M「やくも1号」

本命は言うまでも無く381系「やくも」でございます。

この鉄橋はカーブしているので、381系の特徴である自然振り子が如何なく発揮される場所ですが、鉄橋の手前がストレートなので奥から手前へ段々と振り子角度が強くなっている振り子の特性も分かりますね。

良き光線状態で撮りたかった1枚が一発で得られたので、大満足でありました。

 

このあとは次の「やくも」まで1時間ほど空くので、同じネウクロ内で場所を移動。

続いてはこちらも有名スポットである榎踏切へ布陣します。

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1003M「やくも3号」

本当はもう少し左に振って田んぼを大きく入れたかったんですが、直前で野焼きが始まってしまい編成写真がちの構図に変更・・・。

ここは狙った構図で仕留められなかったので、できれば再訪したいところですね。

 

このあと間髪置かず反対側からも「やくも」が来るので、1つ米子寄りにある日野道踏切へと移動。

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1010M「やくも10号」

この踏切はカーブの途中にあるので、グワッと車体が傾いた姿を面縦で撮ろうとしたのですが、半径が緩いのかあまり傾いてくれませんでした・・・。

まあ読みが浅かったということで、致し方ないでしょうな。

 

といった感じでネウクロでの撮影はこれにて終了。

このあとも場所を移動して、引き続き伯備線で「やくも」を狙います。