前の記事はこちら。
長かった山陰迂回貨物遠征の記事も今回が最終回です。
前回の五十猛俯瞰をもって山陰本線での撮影を終了し、高速道路を使って一気に鳥取県の伯備線沿線まで移動。
今回の遠征のシメとなる被写体は、初日に撮り逃してしまった「がんばろう岡山 がんばろう広島」ヘッドマーク付きのEF64です。
初日にヘマをしたおかげでロクヨン牽引の姿の撮影は一発勝負となってしまったので、早目に現地入りして入念にロケハンした結果、伯耆大山駅~岸本駅のストレートで撮影することにしました。
9080レ EF64 1028
直前まで夕陽が当たっていたのですが通過時は雲に隠れてしまい、最後まで雲に泣かされ続けた遠征となってしまいました・・・。
まあ、ヘッドマーク付きの国鉄色ロクヨンを無事撮影できたので良かったです。
以上を持って今回の遠征の撮影はすべて終了。
移動距離は3日間で約1000kmでした。
このあとは米子市内で夕飯を食べ、レンタカーを返却して米子空港へ。
羽田空港行きの最終便で関東へ帰ります。
搭乗ロビーで「一人打ち上げ」を敢行(笑)。
お稲荷さんみたいなのは鳥取地方の郷土料理「ののこめし」というもので、お寿司ではなく「油揚げで包んだ炊き込みご飯」だそうな。
存在すら知りませんでしたが、なかなか美味しゅうございました。
これにて山陰迂回貨物遠征編は完結です。
平成30年7月豪雨により山陽本線の長期寸断されたことによって、急遽運転することになった今回の山陰迂回貨物列車。
これから数日後の9月30日に山陽本線が全線復旧し、その役目を終えました。
・・・のはずでしたが、9月30日に日本列島へ襲来した台風24号によって再び山陽本線が不通となり、まさかの「延長戦」が10月11日まで実施されることになりました。
これ以上日本の大動脈たる山陽本線の不通が長期化しないよう祈るばかりです。
今回の山陰迂回貨物列車は、普段貨物列車が走らない山陰本線に、これまた引退へのカウントダウンが始まったDD51が充当されたとあって、沿線はまさに大混乱でした。
沿線の商店やガソリンスタンドが恩恵を受けたという話を聞く反面、沿線住民の方々に相当のご迷惑をかけてしまったことも事実であります。
そんな平成最後の夏に運転され「色々な意味で」歴史に名を刻むことになった、山陰迂回貨物列車の撮り鉄遠征記録でした。
おわり
山陰迂回貨物列車遠征のバックナンバー
山陰迂回貨物の上下交換シーンを記録する 山陰迂回貨物遠征 2日目③
2日連続で9081レを追いかける 山陰迂回貨物遠征 2日目④
ゆうひパーク三隅で迂回貨物を撮る 山陰迂回貨物遠征 3日目①