川崎鶴見鉄道録

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宗谷北線ラッセルを追いかける!! その1 道北ラッセル遠征③

前の記事はこちら。 

道北ラッセル遠征、今回から2日目のお話になります。

 

前日は久々の雪道運転の慣らしも兼ねておりましたが、今日からは本格的に宗谷ラッセルを撮影すべく、朝7時半に稚内駅前のホテルを出発。

が、実は前日の宗谷北線ラッセルが運休したという情報がTwitterに上がっていたので、まずは給油も兼ねて南稚内駅裏側のガソリンスタンドへ向かい、南稚内駅に隣接する車庫からDE15形が出庫しているか確認することに。

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ちょっと見えづらいですが、DE15形がホームに据え付けられており、ほっと一安心でございます。

 

その後、最初の撮影地である抜海駅~勇知駅の勇知跨線橋に移動して、本日一発目の撮影です。

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雪372レ DE15 2515

昨夜から結構な降雪があったのでいい「掻き」を期待していたのですが、思ったほどの画にはならずガッカリ・・・。

というのも、ご一緒した方に聞いたところ昨夜モーターカーによる排雪作業が実施されたようで、線路上の雪が大分取り除かれてしまったそうです。

なんとも上手いこと行きませんねぇ・・・。

 

ラッセル列車は途中の駅で小停車しながら名寄駅へと向かいますが、ラッセル列車は最高速度が75km/hかつ実際の走行速度はさらに低いので、旅客列車と比べるとかなりゆっくりと進みます。

そして宗谷本線と並行する国道40号線のほうが線形が直線、かつ交通量も少ないため、無理な運転をせずとも簡単に追いかけることが可能です。

 

私も徳満駅付近でラッセル列車を追い抜きまして、続いて豊富駅~下沼駅にある秋葉跨線橋にて二発目の撮影。

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雪372レ DE15 2515

こちらも少々物足りないですねぇ。

 

さらにすぐに追いかけると、下沼駅付近であっさり追い抜いてしまったので、今度は下沼駅の南にある下沼跨線橋で三発目の撮影。

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雪372レ DE15 2515

ここでは通過時に強風が吹いて地吹雪となったので、搔きの少なさを補ってくれて厳しい冬っぽい画になってくれました。

 

このあとラッセル列車は幌延駅と雄信内駅で小停車をしますが、私は2日目の本命に据えていた問寒別駅北側にあるカーブポイントへと先回りします。

ただ現着すると、居合わせた方から雄信内駅でラッセル列車と交換する稚内行きの普通列車が遅れているという情報が。

しばらく待機していると、30分遅れで普通列車がやってきました。

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ラッセル列車以上のド迫力な雪煙を掃いてやってきました。

 

そして定刻から20分ほど遅れてラッセル列車が登場。

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下沼跨線橋のときには消灯していた、車体上部の作業灯が点灯しています!!

こりゃラッキーですね。

 

吹き溜まりに突っ込んだ瞬間を狙って、爆雪カットをいただきます。

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雪372レ DE15 2515

個人的にはこれが本遠征でのベストカットでしたね。

 

除雪車はバリ晴れよりも適度な悪天候のほうが「仕事をしている」感じが出て好ましく思う一方、悪天候すぎると今度は車両が見えなくなっちゃうジレンマがあるのですが、その絶妙な閾値を突いてくれたのがこのカットかなと。

さらに雪の掻きっぷり、DE15の排煙も申し分なく、このワンカットが得られただけでも遠征した甲斐があったというものですな。

 

これにて午前の部が終了。

若干遅延があったものの、予定通り合計4回撮影することができました。

 

次回は2日目午後の部へと参ります。