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道北ラッセル遠征もいよいよ最終日を迎えました。
ホテルを出発し、まずは「日本最北の駅」である稚内駅へ。
稚内駅を訪れたのは、2018年夏の「北海道の放浪の旅」以来2年半ぶりなので、さほど久しぶり感は無いですかね。
稚内駅に立ち寄った理由は、遠征の帰路でJR線を使うので事前に「えきねっと」で予約した切符を受け取るためでしたが、ついでに記念入場券も購入。
2019年9月まで展開されていた「わがまちご当地入場券」の後継企画となる「北の大地の入場券」です。
「わがまちご当地入場券」を全駅分コンプリートしたこともあり、さすがにこの切符までコンプを狙う気はありませんが、せっかく稚内駅を訪れたので記念に購入しておきました。
というのも、この日は昨夜からの降雪がほとんど無く、さらに終日晴れの予報となっており、線路上への降雪がかなり少ない状態。
そして遠征初日の宗谷北線沿線がまさにそんな条件だったらしく、ラッセル列車も運行の必要なしと判断されたのか運休してしまったので、今日はちゃんと動くかどうか事前に確認しておきたかったのです。
駅に着いたことには空っぽで不安になったのですが、8時ごろに車庫からDE15形が出てきて所定位置に停車しました。
これで最終日もなんとか撮影できることが確認できて、ほっと一安心です。
出区を確認した後は、いよいよ追っかけ撮影を開始すべく最初の撮影地へ。
昨日・一昨日は勇知跨線橋から始めましたが、今日は快晴に恵まれたので光線を生かすべく、まずは抜海駅の南にある通称「抜海カーブ」から始めることに。
現着してしばらくすると、定刻にラッセル列車が姿を現しました。
おおっ、積雪が少ないながらも、なかなかの掻きっぷりですね。
しかも上部の作業灯も点灯しているという、大サービス付きでした!!
そのままググっと引き付けてもう一丁!!
雪372レ DE15 2511
なかなか迫力のある画を得られて、上々の滑り出しでした。
ちなみにラストカットの3秒後には雪まみれになりましたが、それもいい掻きがあってのものなので、気持ちがいいもんですね。
通過後は急いで車を走らせたのですが、勇知跨線橋付近で追い抜いてしまったので、途中の踏切でも一発撃ってきます。
ちょい半面光気味だったのですが、ラッセル車の特徴であるウイングのおかげで左右の明暗がくっきりと強調され、なかなかカッコいい仕上がりになったかなと。
踏切付近だとフランジャーを上げちゃうので搔きはしないのですが、こんなカットもたまには良いんじゃないでしょうか。
このあとラッセル車を抜き返して、2発目のポイントである兜沼駅~徳満駅の踏切ポイントへと移動。
が、予定していた立ち位置がちょうど除雪作業の真っ最中だったので、若干線路寄りの場所から撮影することに。
雪372レ DE15 2511
本当だともっと俯瞰気味に撮影できるのですが、なんとも中途半端な出来になっちゃいましたね・・・。
叶うのであれば、リベンジしたい場所となりました。
このあと前2日は秋葉跨線橋と下沼跨線橋をハシゴしましたが、この日はかなり良いお天気に恵まれて、絶好の俯瞰撮影日和となりました。
というわけで3発目は、宗谷ラッセル俯瞰撮影の定番スポットである雄信内俯瞰へと向かうことに。
俯瞰ポイントの入口に付くと、すでに同志の皆様が雪山を登っておりました。
おかげで踏み跡がしっかりと付いていたので、割と楽に登らせてもらいました。
お立ち台にはすでに10名ほどの方がスタンバイされていましたが、隙間に入れていただき撮影しました。
雪372レ DE15 2511
雪に覆われた天塩川のほとりを、ラッセル列車がゆっくりと通過していきました。
最高の条件下だと遠くに利尻富士が見えるのですが、そこまでの条件は何年か通ってようやく得られるかどうかのレベルとのこと。
初訪問としてはこれでも上出来と言えそうなので、基本的に天気運に乏しい私としては大満足な出来でございます。
このあとラッセル列車は雄信内駅で小停車するので、私も急いで下山して出発。
ラッセル列車の追っかけ撮影は、まだまだ続きます!!