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糠南駅を後にして、宗谷ラッセルの追っかけを再開です。
定刻であれば天塩中川駅で稚内行きの特急「宗谷」と交換するため小停車しますが、この日は道央圏の大雪の影響で「宗谷」が運休し、さらにラッセル列車も倒木の影響で大遅延していたので、運行ダイヤが全く読めない状況に。
なので天塩中川駅から比較的近く、同業さんも多く集まるであろう琴平カーブにて待機することにしました。
糠南駅から直行してきたのですが、待てど暮らせどラッセル列車は来ず・・・。
そこでJR北海道の運行情報と照らし合わせると、どうもラッセル列車の後ろを走る名寄行きの普通列車がラッセル列車に追いついたようで、天塩中川駅で進路を譲りそうな気配となっておりました。
しばらくすると、予想通り天塩中川駅で普通列車が追い抜いて姿を現しました。
4326D
この列車も倒木の影響を受けて、1時間半ほど遅れての運転となりました。
まあ定刻だとキハ54形の普通列車など狙っている暇は無いので、案外いい記録になったんじゃないでしょうか。
普通列車の通過からさらに30分、ようやくラッセル列車が登場。
雪362レ DE15 2515
予想以上にいい掻きを見せてくれたうえ、背景の白樺林の着雪具合も申し分なく、1時間以上雪の中で待機した甲斐がありましたね。
ただ普通列車の退避により遅延はさらに広がり、琴平カーブ通過時点ですでに14時半を回り、定刻であれば1時間前に終着の名寄駅についている時間。
この先の運転状況にもよりますが、この時点で宗谷南線ラッセルへの転戦はかなり厳しい状況となりました・・・。
とりあえず北線ラッセルを名寄まで追いかけることにして、続いては咲来駅~天塩川温泉駅にある冬季閉鎖踏切のポイントへ。
雪362レ DE15 2515
やはりこの区間は降雪量が多いので、条件がイマイチの日でも他区間に比べてそれなりに掻いてくれますね。
作業灯も付いているので、まあまあの出来ではないでしょうか。
ちなみにこの場所、前日にロケハンして撮影位置にしっかりとした踏み跡があるのを確認していたのですが、この日は私以外の撮り鉄は誰も来ず、今回のラッセル列車撮影において唯一のソロ撮影となりました。
逆に言うと、ここ以外の撮影地では最低でも2~3人の同業さんがいらっしゃったので、それだけ宗谷ラッセルは注目を浴びているということですね。
このあと美深北インター付近のS字カーブポイントへ追いかけたのですが、国道40号線が混んでいたためタッチの差で間に合わず。
この先の区間は積雪も少なく「搔き」も大して期待できないし、朝から何も食べておらず空腹も限界に達してきたので、宗谷北線ラッセルの追っかけはこれで打ち止めといたしました。
ちょうど名寄美深道路のインター近くにいたのと、現在時刻から逆算するとコンビニ飯で昼食を摂ったのちに出発すれば、士別駅付近で宗谷南線ラッセルを撮影出来そうだったので、次回は撮影ターゲットを宗谷南線ラッセルへと切り替えます。