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前回紹介した「青い池」がある美瑛町は、その地形から「丘のまち」と呼ばれており、昔から独特で素晴らしい景観を持つ町として有名です。
美瑛町の南東には、北海道有数の活火山である十勝岳があり、幾度からの大規模噴火によって噴き出した火砕流が堆積しました。その大地を河川が浸食して谷を作りだし、現在の様な丘陵地帯が形成されました。
そんな丘陵地帯が開拓され、畑作が行われるようになったのですが、その結果日本でもここでしか見られないような独特の風景を造りだしています。
この日は晴天に恵まれたので、午前中は美瑛町の風景を撮影することに。
これ以上は説明するより、実際に見ていいただいたほうが早いと思いますので、初夏の美瑛町の風景をお楽しみください。
(有名どころは、場所も記載しておきます)
マイルドセブンの丘
クリスマスツリーの木
ケンとメリーの木
写真センス皆無の私が撮っても、それなりの画になっているあたりに、美瑛町のポテンシャルがお分かりになると思います。
今回は半日だけの滞在だったのでこの程度のカット数ですが、本気を撮影しようと思ったら1日かけても撮りきれないくらい、どこもかしこも美しい風景ばかりで、四季を通じプロアマ問わず数多の写真家が通い詰めるのも納得でした。
私も、いつかもう一度訪れたいと思っちゃいましたね。
そしてこのページをご覧になった方に、大事なお話がございます。
今回掲載した写真はすべて現役の畑であり私有地の風景です。
今回の写真はすべて公道から撮影したものですが、中にはどこぞのアホな撮り鉄のごとく、畑に乱入する不届き物がいるようで、結構な問題になっているとか。
最近では「観光公害」なる言葉も生まれておりますが、まさに美瑛町もそんな状況に直面しているそうです。
一部の場所では、観光客用に駐車場や展望デッキなどを整備していますが、大半は公道から撮影することになります(今回の写真もそうです)。
この素晴らしい風景を汚すことが無いよう、マナーを守って楽しみましょう。
とまあ、そんな感じで撮影に夢中になっていると、午前中で終えるはずがいつのまにやら13時を過ぎておりました。
スケジュールが大分押してきたので、これにて美瑛町に別れを告げて、次回から道北へ向けて移動します。