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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 5日目⑫ 5日目のまとめと宿と飯
今日の東京都心は11月としては36年ぶりの冷え込みとなったそうで、多摩川を挟んで南側にある川崎市も随分と冷え込んでおりました。
というわけで、私の遅筆・駄筆・長筆のおかげですっかり季節外れとなった「信州東北ローカル線乗り鉄の旅」。
なんとまあ、あれは夏休みの出来事だったんですねぇ・・・。
「年内完結」という崇高な?目標を達成すべく、今日も更新を続けます。
2017年8月19日 6日目
全行程7日の「信州東北ローカル線乗り鉄の旅」も6日目。
いよいよ旅も終盤に差し掛かってきました。
今日は遅めの出発だったので、ホテルにて朝食。
可もなく不可もない、ビジホの普通の朝食バイキングでした。
とりあえず、お腹いっぱいにはなりました。
朝食後は駅へ向かいます。
今日も相変わらずの曇り空です。
早速ホームに向かいま・・・せん。
私が向かったのはこちら。
駅前に佇む、とある路線のバス停。
今日の旅は、しょっぱじめからバスに乗車します。
これから乗車するバスがやってきました。
ロータリーを回って・・・
のりばにビタッと到着です。
39本目 岩手県北バス 106急行 宮古駅前行き 盛岡駅前(7:40)⇒宮古駅前(9:55)
岩手県北バスが運行する「106急行」という長距離バスに乗車します。
では、なぜこのバスに乗車することになったのか?
それを説明するために、ちょっと時間を巻き戻します。
実はバス停に行く前に、JR盛岡駅の改札口に出向いていました。
そこにあった掲示がこちら。
本来であれば、盛岡から三陸地方へ乗り鉄するなら山田線を利用することになります。
しかし、2015年12月に松草~平津戸駅間で発生した土砂流入により列車の運転ができない状態となり、2017年夏の段階でも上米内~川内駅間が運休となっていました。
そのため、盛岡駅から不通区間を越えて宮古方面へ向かう利用客を対象に、岩手県北バス「106急行」への振り替え輸送を行っていたのです。
ちなみに振り替え輸送の対象となるのは、「当該区間で有効なJR乗車券」を持つ人。
この乗車券には「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」といった企画乗車券も含まれており、乗車前にJR盛岡駅の改札窓口に「北海道&東日本パス」を提示したところ、私も追加料金なしで振替乗車票を受けることができました。
発券時に行先を申告すると、所持している切符に「山田線内振替」というゴム印が押され、振替乗車票が一緒に渡されます。
長期間の振替処置を想定してか、振替乗車票もかなりしっかりとした作りでした。
ちなみに、不通となっていた山田線ですが
2017年11月5日に全線運転再開となりました。
よって
この記事に書かれている振替措置は終了しています。
くれぐれも勘違いして、改札窓口に突撃しないようお願いします。
さて、このバスに乗ることになった説明が終わったところで、時を戻してバス停へ。
この「106急行」は「高速バス」とはちがい、その行程のほとんどが一般道の走行となります。
バス停にあった運行系統図がこちら。
普通の「高速バス」は起終点付近だけ乗降扱いをして中間はすっ飛ばしますが、こちらは経路の至る所にバス停が存在します。
いってみれば、高速バスタイプの車両を使った超長距離路線バスといった感じです。
ダイヤはこんな感じ。
大体1時間に1本くらい出てます。
言うまでもなく、山田線とは比べ物にならんくらい本数が多いです。
※ちなみに山田線で盛岡~宮古を直通する列車は4往復のみ。
乗る前にネットで情報収集をしたら、山田線が不通になったおかげで逆に便利になったという記述がちらほら見られたのですが、あながち間違いではないです。
ということは、復旧した今は逆に不便になったということか?
バス停の前には、バス乗車券売り場もありました。
「106急行」で盛岡駅から宮古駅まで乗り通すと2030円かかります。
私が使っていた「北海道&東日本パス」の1日当たりの値段は1550円なので、盛岡→宮古を片道乗るだけで余裕で元が取れる計算となります。
さて、前置きだけで1記事使ってしまいましたが・・・次の記事でいよいよ出発です。
次の記事はこちら。
信州東北ローカル線乗り鉄の旅 6日目② 山田線振替バス「106急行」で行く山田線(沿線)の旅 その2