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前回は「グランシップトレインフェスタ2019」のレポートをお届けしましたが、実は静岡市内では同日に「静岡ホビーショー」というイベントも行われていました。
このホビーショーでは鉄道模型メーカーの出展も行われていたため、ついでに立ち寄ってみたので、今回はそちらのレポートをお届けします。
このイベント、会場の入口からしてすごいことになっていました。
まずはランボルギーニ アヴェンタドールがどんと鎮座し、入場者をお出迎え。
そしてもっとすごいのが・・・
なんと陸上自衛隊の16式機動戦闘車が展示されていました。
ちなみにこれ、いうまでもなく本物ですよ (^_^;)
さらに戦闘車を前に、自衛隊のエライ人?によるトークショーもやっていました。
のっけからすげぇぞ、この静岡ホビーショーは・・・。
会場の雰囲気に完全に飲み込まれたところで、会場マップを発見。
大分すると、左側の北館がプラモや模型メーカー、右側の南館がラジコン系のメーカーという区分のようで、私のお目当てである鉄道模型メーカーは北館にありました。
まずは北館入口前にあったトミーテックから。
いつものように、発売予定の試作品などが展示されていました。
個人的に注目だったのが、札沼線用のキハ40 400番台2両セットです。
この札沼線用キハ40 400番台は、すでに単品発売されているのですが、集電機構やライト回りに小改良を加えられているみたいです。
札沼線は何度も乗り鉄した路線で、この車両にも幾度もお世話になっていますので、これは欲しいですねぇ~。
そのほかの北海道ものとしては、キハ183系の復刻国鉄色と、いさ鉄キハ40の3両セット、DF200も展示されていました。
あとは西濃運輸の貸切列車「カンガルーライナーSS60」用のコンテナも展示されていました。
コキが不要なので今回は購入を見送る予定ですが、なかなかいい出来だと思います。
それと一番注目だったかもしれないのは、電気機関車のリニューアルが発表されたことですかね。
ヘッドライトやモーターの改良が注目されているようですが、なにげに「ダミーカプラー付属の標準化」が一番の進歩のような気がします。
個人的には一番左の「銀ガマ」が気になっているので、今後の発表が楽しみです。
続いてはKATOブースへ。
こちらも新製品が展示品されていましたが、最も注目を浴びていたのがこちら。
ついに発売となったJR四国2000系です。
今回は2000系シリーズのうち、3両セットの車両が展示されていました。
個人的なツボはN2000系なので、今回は見送るつもりだったのですが、見ているうちに欲しくなってしまいました・・・。
2000系と同じく注目されていたのは、中央線の201系T編成です。
こちらも結構な人気となりそうですね。
そのほか、レイアウトのシーナリー製作の実演も行われていました。
KATOは海外メーカーと組んでシーナリー用品の販売にも力を入れていますが、こういった形で実演してくれるのは良いですね。
鉄道模型以外にも応用できるとあって、鉄道模型ユーザー以外の来場者も注目していたのが印象的でした。
続いてはマイクロエースブース。
マイクロエースで気になっていたのがこれ。
JR北海道のジョイフルトレイン「ノースレインボーエクスプレス」のうち、札幌方先頭車であるキハ183-5201が踏切事故で戦線離脱した時、キハ183-1が塗装変更して代走したときの姿という、あまりにニッチ過ぎる製品です。
今回のホビーショーでは、3Dプリンタによるサンプルが出展されていました。
ちなみにキハ183-1以外は、発売済みの製品をそのまま同梱するようです。
本物のノースレインボーエクスプレスは1編成しか存在しないので、すでに持っている人は5両中4両が重複するという結果になります・・・。
キハ183-1だけ単品発売なんてことは無いでしょうし、なかなか由々しき問題ですね。
車両以外では「マイクロスピーカーシステム」と「スマートフォン運転システム」という、運転に関する製品も参考出展されていました。
こういったのはTOMIXとKATOの領域だと勝手に思っていましたが、マイクロエースも開発してるんですね。
特に「スマートフォン運転システム」は有用度がかなり高そうなので、是非とも製品化までこぎつけてもらいたいですね。
続いてはグリーンマックスブース。
こちらでも試作品が色々展示されていました。
なかでも、手前にある近鉄「青の交響曲」が一番注目されていました。
こちらはクラウンモデルというメーカーのZゲージ。
Zゲージというと、エアガンでお馴染みの東京マルイが参入して、速攻で撤退したという負のイメージが強いですが、産業として今後の展望は明るいのか暗いのか、どっちなんでしょうね・・・。
こちらはアオシマのブース。
EF66、DD51北斗星、EH10が展示されていたものの、これはプラモデルなのでそのまま走らせることは不可能ですが、一応スケール上はOゲージ準拠なので、腕があれば動力化もできそうな気もします。
かなり精巧にできているので、DD51は普通に飾るように欲しくなりましたね。
そのほかレイアウトでお馴染みのDDF。
さらにはポポンデッタも出展していました。
鉄道模型関連はこんなことろでしたが、このホビーショーは鉄道模型に限らず模型全体を扱っているので、鉄道模型以外のブースもたくさんあります。
ついでに、それらのブースもちょっとご紹介。
まずはこのホビーショーの主催者的な立場にあるタミヤ模型。
まずブースの広さが、他社と圧倒的に違いますね。
まあ模型関連だけで、これだけのスペースを埋められるというのも、逆にすごいことだと思いますが・・・。
飛行機の模型とか、私の世代には懐かしいミニ四駆があったりと結構楽しめました。
鉄道模型メーカーのブースも客層が濃かったですが、こちらも負けず劣らずの濃さと熱気に満ち溢れておりました。
色々ガンプラが展示されていましたが、私はガンダムには全く興味が無く割って入るほどの気概は湧かなかったので、外から眺めるだけでスルーしました。
こちらは先ほどZゲージを紹介した、クラウンモデルのブース。
本業はエアガンのようで、試射レーンを備えたりとこっちの展示がメインでした。
上述したように、かつてエアガン最大手の東京マルイもZゲージに手を出していたのですが、エアガンとZゲージは親和性が高いのでしょうか?
続いては南館のブースへ。
こちらはラジコンやドローンなどを色々展示していました。
といった感じで企業ブース回りは終了。
普段の鉄道模型専門のイベントと違って、それ以外の企業の製品も見ることができたので、結構面白かったです。
そして静岡ホビーショーの会場内では、「モデラーズクラブ合同作品展」というアマチュアモデラーによる作品展示も行われておりました。
これまたとんでもない規模で行われておりまして、出展サークルは約300組にもなるので、ホールの中に机を並べて力作を展示しておられました。
こちらは飛行機の模型。
こちらは戦車などの軍用車両(AFV)の模型。
こちらはトラックの模型。
そしてお馴染みのガンプラ。
などなど、とてもじゃないけど全部回るなんてできないくらい、出展者も見学者もギュウギュウ詰めになっておりました。
しかしながら、鉄道関係の模型を出展しているサークルは皆無だったのが残念でした。
まあ、1ブースが狭くて鉄道模型を走らせることは難しいので、鉄道模型のサークルは前回ご紹介した「グランシップトレインフェスタ」に流れているという事情もありそうな気がしますね。
一通り会場を回り終えて帰ろうとしたところ、なにやら通路が騒がしいなと思ったら、運よく会場入口に展示していた自衛隊車両の撤収場面に遭遇したので、動画で記録してみました。
なんだか、ちょっとしたパレードのような雰囲気でした。
こんな近くで動いている戦闘車を見られる機会など無いので、貴重な体験になったかと思います。
といった感じで「第58回 静岡ホビーショー」の様子をお届けしました。
正直なところ「グランシップトレインフェスタ」よりも、こちらのほうが断然楽しかったですね。
このイベントは毎年5月に行われているとのことなので、興味を持った方は来年訪れてみてはいかがでしょうか。
以上、「第58回 静岡ホビーショー」の参加レポートでした。