川崎鶴見鉄道録

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乳牛のまち 別海町の絶品ポークチャップ!! 北海道放浪の旅 11日目⑧

前の記事はこちら。

摩周駅と標茶駅 北海道放浪の旅 11日目⑦

 

標茶町から釧網本線沿線を外れ、東隣にある別海町にやってきました。

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別海町カントリーサインは乳牛がモチーフとなっていますが、この別海町は生乳生産量日本一の町として知られています。

どれくらいスゴイのかというと、別海町の生乳生産量は約48万トンもあり、これは北海道に次ぐ国内第2位の生産量を誇る栃木県(約33万トン)を一市町村だけで軽く上回るほどの圧倒的規模で、牛乳のほかアイスクリームやチーズなどに加工されて、全国の食卓に供給されています。

 

それだけに乳牛の数もケタ違いで、人口1万5千人に対して乳牛は11万頭も飼育されています。

田舎をバカにするとき「人より牛のほうが多いんでしょ(笑)」みたいな言葉がありますが、別海町のスケールまで極めれば逆に褒め言葉でしょうな。

 

そんな「乳牛のまち」別海町の風景。

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曇り空が残念ですが、なんとも美味しい牛乳が生まれそうな、牧歌的な風景が広がっておりました。

私もつらいことがあった時は、ここに放牧されたいですね・・・。

 

 

私が別海町に到着したのは、お昼をちょっと過ぎた時間帯。

ここ別海町でランチタイムなのですが、実はどうしても行きたいお店があったので、わざわざ釧網本線を外れて別海町にやってきたのでした。

今回訪れたのは、こちらの「ロマン」というドライブインです。

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こちらの名物は、看板にも書いてあるポークチャップであります。

「乳牛のまちとか散々言っといて、豚肉を食うんかい」とツッコミが聞こえてきそうですが、まあそんな細かい話は気にしません。

 

事前に電話予約をしていたので、到着して間を置かずにポークチャップが配膳されてきました。

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こちらが噂のポークチャップです。

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てりってりのソースに絡められ、鉄板の上に鎮座する超厚切りの1枚ブロック肉は、まるでエアーズロックのような迫力とともに神々しさすら感じます。

ステーキフォークと比べると、その分厚さがお分かりになると思いますが、実はこれでも400gのミニサイズであり、これより一回り大きい700gがレギュラーサイズとなっていますが、今回は一人旅ゆえに食べ過ぎて具合が悪くなると、運転する人がいなくなってしまうので、400gで様子見することにしました。

 

ズバッとナイフを入れると・・・

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これだけ分厚いのですが、いい感じに中まで火が通っております。

これはオーブンで25分間じっくり焼き上げることで、ジューシーさを保ったまま中まで火を通せるそうなのですが、お店に行ってから発注すると当然25分間待たされることになります。

そのため、事前に電話を入れて来店時間を告げると、その時間に合わせてあらかじめ焼いてくれるサービスを行っており(大型連休を除く)、基本的に予約優先で調理を行うらしいので、可能であれば電話予約することをオススメします。

 

 

お味はと言うと、30年の人生の中で一番うまいポークチャップでした!!

往々にして、事前に期待して食した名物というのは「まあ、こんなもんか」という感想に落ち着くことが多いですが、このポークチャップは想像を超えてきましたねぇ。

「死ぬ前にもう1回食べたいものは?」と聞かれたら、間違いなく候補の1つに挙げると思います。

 

近くに来たら・・・というより、旅の予定を多少捻じ曲げてでも立ち寄る価値のあるお店だと思います。

皆さんにも、死ぬ前に1回は食べていただきたい逸品でございました。

 

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別海町 奥行臼歴史の里 北海道放浪の旅 11日目⑨