川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

再開発進む札幌駅前通りで市電を撮る 2023夏 北海道遠征⑳

前の記事はこちら。

苗穂駅から散歩がてら大通公園まで歩いて移動してきました。

もちろんただ散歩をしたかったのではなく、次の撮影地が札幌都心だったからでございます。

 

実は数年前より札幌都心は、大規模な再開発ラッシュが続いております。

札幌都心は1972年に開催された「札幌オリンピック」に合わせて大規模開発が行われましたが、その時期に建てられたビルたちが築50年を迎えて、一斉に建て替え計画が持ち上がっているのです。

 

中でも活発に行われているのは、大通公園からすすきのにかけてのエリアです。

このあたりは昔より札幌の商業地の中心エリアでしたが、ランドマークとして君臨していた「4丁目プラザ」「ススキノラフィラ」なども再開発の波にのまれ、一部はすでに開業を迎えております。

そんなこともありまして、札幌へ帰省するたびに街並みが変わっていくので、帰省時に時間があれば撮影するようにしているのですが、今回はたまたま再開発の目玉となるビルの開業と重なったので、それらを重視に市電と絡めて撮影しようと思います。

 

まずは大通公園からほど近い、西4丁目交差点へ。

地下鉄南北線大通駅の真上という、札幌でも一、二を争う超一等地ですが、ここも再開発の真っ最中でございます。

 

かつてここには「4丁目プラザ」という、札幌市民なら知らぬ者はいない超有名なファッションビルがありました。

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2021年11月撮影

4プラはかわつる青年にとっても思い出の地でしたが、老朽化には勝てず惜しまれつつ2022年1月31日に閉店しました。

 

現在は2025年1月完成に向けて建設工事が進み、外観がほぼ見えているほどだそうですが、この当時(2023年7月)はまだ基礎工事中といったところでした。

ちなみに奥見える「PIVOT」という看板を掲げている「ピヴォ」も、4プラのあとを追うように2023年5月16日に閉店し、現在は解体されたそうな。

ピヴォの中には「セントラルホビー」という札幌有数の模型店があり、同じく閉店してしまった「中川ライター店」とともにハシゴしたのは、札幌在住オタク男子の定番コースだったのではないでしょうか。

 

お次はちょっと南に移動して狸小路へ。

この超高層のクソデカ複合ビルもまた再開発されたばかりのビル。

かつてここには北海道ローカルの電器店「そうご電器」の本店がありましたが2002年に経営破綻、その後経営再建に関わっていた「ドン・キホーテ」が居ぬきで出店していたという、ちょっといわくつきのビルでした。

 

そして私が訪問したちょうど数日前に「moyuk SAPPORO(モユクサッポロ)」という名前でグランドオープンしました。

モユクはアイヌ語でタヌキの意味だそうで、このビルが隣接する「狸小路商店街」とかけているそうな。

テナントには水族館もあるらしく、なかなか楽し気な施設みたいですね。

 

そんなオープンほやほやのモユクサッポロと市電をパチリ。

このときは中に入る時間が無く、そのあとの帰省でも地下テナントしか見てないので、いつかじっくりと見たいですね。

 

最後はすすきの交差点へ。

ここでも真新しクソデカビルが工事の真っ最中でした。

ここもすすきの交差点に面した超一等地で、かつては「松坂屋札幌店」、そのあと「ロビンソン百貨店札幌店」となり、さらに「ススキノラフィラ」へと転換されましたが2020年5月17日に閉店。

それを3年半かけて再開発し「COCONO SUSUKINO(ココノ ススキノ)」という複合ビルへ生まれ変わり、3か月後の開業に向けて最終仕上げをしている段階でした。

 

そんなココノ ススキノを背景にパチリと。

私の世代的には「ロビンソン百貨店」のイメージが強い場所ですが、ガラッと変わりましたね。

 

といった感じで市電撮影はこれにて終了し、ヨドバシカメラへ行きたかったので札幌駅方面へ。

するとその途中にも再開発の区画を見つけました。

オフィスビルゆえ個人的に思い入れはありませんが、再開発の流れは札幌駅エリアでも起こっているようですね。

 

さらに再開発とはちょっと違うけど、札幌時計台と並ぶ札幌のランドマークも現在改修工事中。

「赤れんが」こと北海道庁旧本庁舎です。

 

遠くから見ると普通に建っているように見えますが、実は建物の画がかかれた工事用の覆いがかぶさっています。

赤れんが庁舎は2019年より約50年ぶりのお色直し中で、来年度綺麗になってまたその姿を見られるようですね。

無事に工事が終わることを願っております。

 

といった感じでちょっとノスタルジーな気分だったので、晩飯は青年時代を思い返してこちらのお店へ。

こちらはデカ盛り焼きそばを提供する「やきそば屋」というお店で、昔は大通にありましたが、現在は札幌駅近くの「アスティ45」に移転しています。

漫才コンビ「錦鯉」のボケ担当で札幌市出身の長谷川雅紀さんも、ローカルタレントとして下積みしていた時代に通っていたという、B級グルメ的に札幌ではよく知られているお店です。

 

私も高校生時代を懐かしんで、ミラクルの肉トッピングを発注。

ここの特徴はデフォルトでは味が付いておらず、卓上に置かれた10種類近くのソースやマヨネーズを使って、お好みに味付けするのが特徴。

なので気分によってさまざまな味を楽しめるのが面白いですね。

 

 

このあと徹夜仕事があるのでこの日の趣味活動はこれにて終了。

なんだかかわつる青年の思い出を振り返るかのような記事になりましたが・・・、次回も思い出語りを含んだ札幌再開発ネタをお届けします(^_^;)