小雨も降りぐっと冷え込んだ、本日の川崎界隈。
仕事で疲れていたことありましたが、とてもお出かけする気分にはならなかったので、先日購入したまま手を付けていなかった鉄道模型を弄ることにしました。
今回取り上げるのは、こちらの製品です。
TOMIX 品番97926 私有 タキ1900形貨車(太平洋セメント)セット 限定品
TOMIX 品番8740 私有貨車 タキ1900形貨車(太平洋セメント)
TOMIXから発売された、太平洋セメント所有のタキ1900形です。
実車の写真がこちら。
タキ1900形は、国鉄が開発した40トン積みセメント用タンク車で、今回製品化されたのは太平洋セメントが所有し、三岐鉄道 東藤原駅から関西本線 四日市駅までセメント製品の輸送に使用されているものです。
このセメント列車、私も2度ほど撮影機会に恵まれた列車でして、鉄道模型でも走らせたいと思っていたところTOMIXから製品化発表がなされ、購入に至りました。
というわけで、さっそく限定セットを開封。
限定セットのブックケースのウレタンは、最大18両収容できるようになっています。
車両を取り出してみます。
四日市で運用されているタキ1900形には、個体によっていくつか形態差がありますが、今回のモデルは「社紋がハシゴ左、車番がハシゴ右」にあるバージョンで、限定品セット・単品ともすべて同じ造りになっています。
四日市のセメント列車は最大16両編成なので、セット10両と単品6両を購入すれば「数の上では」フル編成の再現が可能なものの、編成全部がこの形態で統一されていることはまず無いので、セットに関しては造り分けしてほしかったなというのが、正直な感想です。
今回セット品10両と単品1両の計11両しか買わなかったのは、そんな事情から16両揃える必要もないだろうと思ったからであります。
ちなみに設定車番は以下の通りです。
セット品:71986、71996、81903、81905、81907、81908、81911、81916、81921、81924
単品:81910
細かいところをアップで確認。
検査表記など、相変わらず細かい表現は省略されていますが、造形の良さは手に持った瞬間に分かる出来なので、なおのこと造り分けが欲しかったですね・・・。
また台車の形状上か、いつもより銀車輪がかなり悪目立ちするので、黒染車輪に交換したい気分です。
今回は大して手を入れないので、そのまま整備に着手。
まずはカプラーを、我が家の貨車標準のKATO車間短縮カプラーに交換します。
今回は黒色仕様(品番28-187)を使います。
カプラーを交換した効果を確認。
3分の1くらい縮まったようですね。
最後尾となる車両には、KATOコキ106・107付属品のAssyパーツ「Z08-0232 コキ106 反射板」を使用。
セット・単品とも反射板が付属してきますが、TOMIXの反射板はチープすぎて取り付ける気にならないので、いつもどおりKATOのものを取り付けます。
普通には取り付けられないので、背面の根付部をナイフでカットして、接着剤で取り付けます。
さらに今回は、最後尾だけTOMIXの密自連式TNカプラーを装着してみました。
車間短縮カプラーは機能としては優秀なものの、見栄えはイマイチなのが気になっていたので、車間短縮カプラーより見栄えが良いTNカプラーが余っていたことから取り付けたのですが、個人的はこっちのほうが好きですかね。
ただ普通に取り付けるとシャンクが長すぎてダサいので、カプラーをカットしたうえカプラーポケットのスプリングを外し接着剤で固定したので、カプラー本来の連結機能は持たせられません。
といった感じで、TOMIXのタキ1900をご紹介しました。
結構いいお値段の製品ですが、それなりにいい製品だと思うので、貨物好きの方は買って損は無いと思いますよ。
やっとセメント列車のタキが手に入ったのでさっそく走らせたいと思います・・・と言いたところなんですが、この列車は運用範囲が狭すぎるため牽引機も限られるので、手持ちの機関車では合わないんですよねぇ~。
というわけで、実はセメント列車の牽引機にふさわしい機関車も同時に購入したので、次回はそちらのご紹介をしたいと思います。