前の記事はこちら。
信州東北ローカル線乗り鉄の旅 7日目⑥ 三厩駅を散策して帰路に着く
津軽線の普通列車を津軽二股駅で下車しましたが、ここが目的地ではありません。
真の目的地は、津軽二股駅のホームから見えるあの建物。
もうお分かりだと思いますが、北海道新幹線の「奥津軽いまべつ駅」です。
こんな感じで、それぞれの駅の入り口は10mくらいしか離れていませんが、扱い上は全く別の駅です。
この黒いフードが付いた通路入っていくと、屋内駐車場になっていました。
この駐車場と「奥津軽いまべつ駅」は、屋内続きで一体化しています。
積雪地で青空駐車場は地味にきついので、これは便利ですね。
駐車場を抜けると駅につながるエレベーターがあります。
手前には液晶式の発車標も完備されていました。
一旦外に出てみます。
北海道新幹線の線路は築堤上にあるため、手前の駅前広場より一段高い場所に線路が通っています。
そのため、手前のガラス張りの建屋内にあるエレベーターで上昇し、駅の母屋へは連絡橋を渡っていく構造になっています。
この構造は、先日訪れた上野原駅と同じです。
駅から離れて一枚。
開放的な自然の中に突如現れた巨大建造物は、自然に溶け込む気が全くありません。
しかしながら、雪に覆われる冬だとまた違った情景になるのでしょう。
駅につながる道路にあった道路標識。
「奥津軽いまべつ駅」はデカデカと書いていますが、「津軽二股駅」という表記は一文字もありません。
「奥津軽いまべつ駅」のど真ん前にあった案内板。
ここにも「津軽二股駅」という表記は一文字もありません。
そしてようやく・・・
駐車場の入口の看板に現れました。
まあ、津軽二股駅を利用するのは地元民と鉄道オタクだけでしょうから、この扱いも仕方ないのかもしれません。
ちなみにこの「奥津軽いまべつ駅」ですが、旅客扱いが在来線であった時代は「津軽今別駅」と呼ばれていました。
その当時の写真がこちら。
この「津軽今別駅」も「津軽二股駅」と区別されており、現在の「奥津軽いまべつ駅」と「津軽二股駅」の関係性と同じです。
在来線時代の扱いが、そのまま北海道新幹線開業後も引き継がれています。
今回「奥津軽いまべつ駅」を訪れた理由は、在来線時代の「津軽今別駅」からどのような変貌を遂げたかを見たかったから。
その2では、「奥津軽いまべつ駅」と「津軽今別駅」でどう変わったかを中心にお届けします。
次の記事はこちら。
信州東北ローカル線乗り鉄の旅 7日目⑧ 「新幹線界の秘境駅」奥津軽いまべつ駅を散策 その2