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変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 1日目⑧ 末端部廃止後の留萌本線に初乗車する
深川から1時間かけて留萌駅に到着しました。
まずは駅名標をパチリ。
2007年9月
かつては中間駅であった留萌駅ですが、前述のとおり留萌~増毛間の廃止により、ここ留萌駅が留萌本線の終端駅になりました。
さすがに終端駅とあってか、瀬越駅の上にシールを貼るのではなくちゃんと作り直したようです。
かつて増毛まで続いていた線路上には、ENR-1000が留置されていました。
DE15を置き換える目的で試験導入されたものですが、留萌本線で試験運用が行われているようです。
ホーム上では、ここまで乗ってきた2両の切り離し作業が行われていました。
留萌からは、それぞれ単行の別列車となって深川方面へ戻るようです。
ラッチ内の観察を一通り終えて改札を出ます。
改札口の横に奇妙な物体を発見。
木彫りの熊ならぬ木彫りの巨大数の子でした。
隣には「KAZUMOちゃん」なる謎のゆるキャラが鎮座しております。
ここ留萌市は鰊(ニシン)漁で栄えた街。
かつてほどの漁獲量はありませんが、今なお日本一の数の子生産地として有名です。
留萌駅でも「わがまちご当地入場券」が発売されているので購入。
表の柄は廃止となった瀬越駅に停車するキハ54形でした。
普通の硬券入場券もあったので合わせて購入。
昔のJR北海道は、あちこちの駅で乗り鉄向けに硬券入場券を扱っていたものですが、大分少なくなった気がします。
コンコース横には待合室がありました。
待合室に入ると、なんだかいい匂い。
そば屋が営業していました。
ちょうどお昼時だったので昼食を摂ることに。
留萌らしく「ニシンそば」を発注。
なかなかのお味で美味しかったです。
待合室にはちょっとした展示コーナーもありました。
こちらのヘッドマークを装着して留萌本線を走っていたC11 207号機は現在東武鉄道で「SL大樹号」として走っていることは皆さんご存知だと思います。
そして留萌駅の待合室には
なぜか「モジャくん」がいっぱいです。
「モジャくん」って誰?と思った、そこのあなた!!
JR北海道に乗ったとき、このステッカーを見たことはありませんか?
この「モジャくん」は何を隠そう
です。
最近は可愛らしいモモンガが人気のようで目立ってないですが、モモンガは「Kitaca」のマスコットであってJR北海道のマスコットはこの「モジャくん」なのです。
決してお間違えの無いように。
あのモモンガのほうが可愛いからしょうがないよね・・・。
そばを食べ終えても次の列車まで結構な時間があったので、外に出てみることに。
まずは駅舎をパチリ。
しかしですね・・・・
寒い・・・
そして
横風がやばい・・・
写真ではわかりにくいですが、地吹雪を通り越して歩いていると転ばされそうなくらいの横風が吹き荒れていました。
どのくらい風が強かったかというと
※昨年末に灯台が折れたというニュースがあったのを覚えておられますか?
まさにここ留萌市がその現場です。
そんな強風の中、向かったのがこちら。
駅から2~3分ほど歩いたところにあるお土産屋さんです。
留萌駅にこんな広告があったので、試しに来てみました。
中は普通のお土産屋さんですが、店内の一角に留萌本線コーナーがありました。
基本的にはグッズ類が中心ですが、羽幌線のサボや使用済み記念乗車券などマニア向けの品も扱っておりました。
しかし値段は鉄道部品屋と大差ないので、わざわざ交通費をかけてまでここに来て買うことは無いかな?
もしお買い得な値段設定だったら、私がこの場で全部買い占めてますからね(笑)。
買わなかったってことは、そういうことです。
使用済み硬券のガチャポンもありました。
お土産屋にしてはなんと商魂たくましい・・・というか、ここまでくると普通のお土産屋でできるレベルじゃないような。
どっかの鉄道部品屋(カラ〇ツあたり?)が入れ知恵をしてそうですね。
とか言いながら、小銭があったのでガチャポンを回しました(笑)。
切符類はあまり興味ないのでいまいち価値がわかりませんが、個人的に当たりだったのは急行の料金券くらいですかねぇ。
残りは短距離切符ばっかりだったので、あまり要らないかな。
そしてお店の奥には、不思議な空間が広がっていました。
なんと神々しい・・・
っていうか、なんですかこの部屋は?
一応、留萌市長さんにも認められているらしいというのがわかりました。
「KAZUMOちゃん」のプロフィールもありました。
なんとこの「KAZUMOちゃん」は
カナダ出身の外国人でした。
ちなみに旦那さんはカナダへ遠洋漁業に行っている漁師だそうです。
いろいろ突っ込みどころ満載なキャラクターですが、まあインパクトはありますね。
留萌市の活性化のため、頑張ってもらいたいものです。
ここらで列車の出発時刻が迫ってきたので、駅に戻ります。
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