今回は鉄道模型の工作ネタです。
弄るのはこちらの製品でございます。
7月に再生産された、KATOの681系でございます。
実は整備自体は1か月ほど前に実施していたのですが、整備内容を忘備録として残すべく記事にしたためたいと思います。
基本的な整備内容は、1年ほど前に行った683系スノラビとほぼ同じです。
車体への改造などはせず、各種色差しをメインに行います。
まずはパンタグラフ周りから。
最近のKATO製品は、パンタグラフ周りの色差しがデフォルトで行われていることが多いですが、本製品に関しては小改良が施されているものの古めの製品であるため、色差しの類は何も行われていません。
というわけで、いつも通り碍子類と特高線に色差しを行います。
先行して整備した683系と似通っているものの、微妙に機器配置やグリス色が異なっています。
手持ちの写真だけでは資料が不足しているので、ネット上で色々と漁って配色を決めたところで、作業に着手します。
青色の碍子は暗めの青なので青と黒の塗料を調色、白色の碍子は白色塗料をそのまま、特高線はクリヤーオレンジを塗ります。
塗分けはこんな感じにしました。
スマホで撮ったので色味が微妙ですが、肉眼で見ると青はもう少し明るめに調色しています。
海沿いを走る車両ということもあり、実車のパンタフラフ周りは汚れているので、少しウェザリングしたほうがより実感的になりそうですね。
続いてはドア回りの墨入れを施しますが、今回は683系での反省点を踏まえちょっと手間を加えます。
ドアの縁にナイフで溝を掘ることで、墨入れ塗料を必要最小限だけ留まるようにできる気がしたので、実験がてら溝を掘って墨入れしてみます。
681系は床下がグレーなので、台車と機器カバーにも墨入れを施しました。
やはりひと手間加えて溝を掘ったほうが、実感的になりますね。
683系のほうも、機を見てやり直したいと思います。
貫通型先頭車の扉にも、同様に墨入れを行います。
溝を掘るときにガリっとやってしまい、帯に傷が入ってしまいました・・・。
まあ肉眼だとさほど目立たない程度だったのが救いでしたが。
あとはクーラー回りも墨入れ。
写真では効果が分かりづらいですが、多少は質感が上がりました。
あとはライト周りの改良も検討しました。
ヘッドライト点灯時は非貫通顔のテールライトが、テールライト点灯時は両方ともヘッドライトが薄っすらと点灯していますのですね。
ヘッドライト点灯時はヘッドライト自体の輝度が大きいので目立ちませんが、テールライトのほうはちょっと気になるんですよね。
原因を探るため、ライトユニットを分解。
ヘッドライト用LEDとテールライト用LEDの空間が仕切られていないので、光が漏れてしまうようですね。
というわけで、黒色のビニルテープでそれぞれの光が漏れないように細工してみたのですが・・・
残念ながらこの程度の細工では遮光が甘いようで、劇的な改善は望めませんでした。
いい方法が思いついたら、再チャレンジしたいと思います。
といった感じで、今回の工作は終了です。
これで683系スノラビと共演できる車両が出来たので、機を見てレンタルレイアウトで走らせたいと思います。