川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

6年ぶりの東海道線鈍行旅 その1 晩夏の名古屋18きっぷ遠征①

今回よりまたまた新連載シリーズを開始いたします。

時は2021年9月上旬のことでありますが、そこから遡ること1か月前に青春18きっぷを使って東北地方に遠征をしておりました。

このときは福島臨海鉄道や日本製紙岩沼工場専用線などを目当てに、青春18きっぷを使って仙台駅まで乗り鉄をしておりました。

しかしこの旅では、全5日分のうち3日分しか使用しなかったため2日分を余していたのです。

 

ただ2日分というのは、本格的な乗り鉄にはちょっと短いのでどう使おうかな?と色々考えたところ、ふとこちらの遠征のことを思い出しました。

昨年の4月に名古屋ららぽーとで開催されたJR貨物のイベントに参加するため、日帰りで名古屋遠征を行っておりました。

一応撮り鉄もしたものの、このときはイベント参加を最優先したので、2021年春改正の注目株であった赤ホキ・白ホキをサクッと撮影するにとどまり、ちょっと物足りなさを感じていたのです。

 

幸いにも神奈川から名古屋くらいなら、青春18きっぷでも十分実用範囲で往復できる距離であることから、週末を利用してサクッと名古屋へ遠征し、春の物足りなさを補う?ことにしました。

そんな旅の模様を、これから数回に渡り綴ってまいります。

 


 

というわけで、旅のスタートは早朝の川崎駅。

東北遠征以来、2週間ぶりに青春18きっぷ再登場であります。

よくよく振り返ると、8月22日までの東北遠征の翌週に山口遠征を行い、さらにその翌週に今回の遠征をしていたので、この時期は3週連続で遠征してたようで・・・。

独り者なのをいいことに、相変わらず無茶苦茶なスケジュールですな (^_^;)

 

まずは東海道線の下り列車で小田原駅へ向かいます。

盛大にブレておりますが、E233系に当たりました。

 

グリーン車を確保し、いよいよ旅の始まりでございます。

ちなみに東海道線を本格的に乗り鉄するのは、2015年以来6年ぶりのことです。

が、撮り鉄遠征だというのに外は土砂降り・・・。

といっても天気予報通りだったのですが、実はこの週末が青春18きっぷ夏シーズン最後の週末ゆえ日程をずらせず、悪天候と知りつつ強行せざるを得なかったのです。

名古屋到着までに、天気が回復することを祈りたいところですな。

 

そんなことを考えつつ、車内で朝食タイムと参ります。

やけに北海道ゴリ押しのメニューですね。

 

というのも、実はこの時期NewDaysでは北海道フェアが行われていたのです。

NewDaysでは毎年夏に北海道フェアをやっていますが、2021年はなんでか知りませんが某藩士にはお馴染みのHTB北海道テレビ)のマスコット「onちゃん」がイメージキャラクターに、さらに北海道最強コンビニ「セイコーマート」とコラボという、今までにない異色の様相に。

ただ道産子の私には嬉しいサプライズだったので、遠征が始まる前からテンション爆上げでございました(笑)

 

そんな私を乗せて列車は順調に東海道線を下り、終点の小田原駅に到着。

ここで沼津行き乗り換えて、さらに西へと進みます。

 

JR東海との境界点である熱海駅に到着。

ここからJR東海区間に入ります。

 

ただ今回は沼津駅まで直通する列車だったので、グリーン車に乗ったまま沼津駅に到着です。

ちとブレておりますね (^_^;)

 

ここからは静岡県内を進むのですが、ご存知の通り静岡地区の東海道線は「ロングシート地獄」とも称されるキツイ区間・・・。

私も心して乗車します。

・・・と思いきや、313系の車内をよ~く見るとクロスシート車が充当されているのが分かります。

これはダイヤ乱れの変運用とかでは無く、ちょっとしたカラクリが・・・

実は御殿場線に使われている313系には固定クロスシートを備えた車両もあり、御殿場線直通列車にはそれらの車両が充当されることがあるため、今回も国府津駅から御殿場線経由で静岡駅へ向かう列車を選択したことで、目論見通り固定クロスシートをゲットしたのであります。

ただ、たかが固定クロスシートを「乗り得」なんて言っちゃうところが、この静岡地区の車両運用事情を物語るようで、ちと悲しくなりますね (^_^;)

 

ともあれ静岡駅までクロスシート窓側をゲットし、のんびり車窓を満喫します。

雨はやみましたが相変わらず雲は多く、富士山もすっぽりと雲に隠れています。

 

吉原駅に到着。

丁度良く岳南電車の車両が停車しておりました。

 

さらに貨物側線で退避していた「福山レールエクスプレス」を追い抜きます。

 

さらにぐんぐん進み、駿河湾もちらっと見えました。

 

てなかんじで、終点の静岡駅に到着。

しかし間髪入れず豊橋行きに乗り換え、さらに西へと突き進みます。

こちらは残念ながら正統派?の211系5000番台ロングシート車となります。

しかも静岡~豊橋のロングラン列車にしては珍しく編成中にトイレが無い、211系3両編成のみと短めだったので、ちょっと混み気味だったのも残念でした。

 

途中浜松駅で小休止があったので、ホーム上に出てトイレ休憩を。

その隙に先ほど吉原駅で追い抜いたフクツーに抜き返されました。

そもそも吉原駅で荷扱いは無いのですが、なんで吉原駅で抜いたんでしょうかね?

 

小休止を終えて県境を超え愛知県に入り、終点の豊橋駅に到着。

 

ですがここでも途中下車せず、大垣行きの快速に乗り込みます。

豊橋から先は転換クロスシート車となるので、ゆったりと移動します。

 

こちらも定刻に豊橋駅を発車。

JR東日本区間以来の快走で、やはり速度が出ると気持ちいいもんですね。

ですが愛知県内に入っても相変わらずの曇り空なのが気になるところ。

 

・・・だったのですが、名古屋に近付くとポツポツ雨が降り出し、安城駅に到着するころには土砂降りとなりました。

そして車窓に見えたのは、またしてもフクツー(笑)。

この列車(59レ)は一応特急列車扱いのはずですが、名古屋あたりまでは普電移動とあまり変わらないんですな。

 

といった感じで、遠征の地である名古屋駅に到着しました。

川崎駅から6時間弱での到着となりました。

春の遠征では、東名ハイウェイバスの最速達便「新東名スーパーライナー」を使いましたが、そちらは名古屋駅~東京駅で5時間だったので、東京駅からの移動時間を考慮すると、川崎や横浜ならば普電移動でも案外大差ないと言えそうです。

実質の快速区間が川崎~大船と豊橋~名古屋だけなのを鑑みれば、さすが天下の東海道線普通列車も結構な俊足なんですな。

 

といった感じで6年ぶりの東海道線鈍行旅を満喫し終えたところで、こっからが遠征本番となります!!